船橋7、船橋8、船橋10、船橋11
※買い目は基本的に◎-◯のワイド
火曜は4打数ノーヒット。風雨の影響もあったのか、かなり難解な1日でしたね。いやあ……サンマルシップまで飛ぶのか。
気を取り直して水曜日。若潮スプリントはいいメンバー集まるねえ。そして『競馬ナイト+』6月号も明日発売します。ここ数年で大幅なプラス収支が出ている「6月の戦い方」を発見しちゃいました。一読の価値ありと自負してます。ぜひご購読よろしくお願いします!
◎ラピスアダマンス
昨秋4か月休養のあと復調に時間を要したが、近走はまた内容がよくなってきた。4戦連続で上がり2位以内。前走は道中であまりにも前と離されて画面外からの追い込み。映っていないが3着と差のない入線ということは相当鋭く伸びていたはず。1500mに延長して位置取りが改善すれば上位に食い込める。
◯キタサンエルピス
転入から5戦していずれも連対。2走前は休み明けでも2着を確保。前走は勝ち馬が強く2着に敗れたものの、後続は5馬身離した。形を問わずに走れる安定感あり。
◎ヒノデミッチー
中央時代から折り合い難を抱えており、本質的には1200mがベストと思われる。中山ダ1200mの1勝クラスでも、乗り方ひとつで勝てたんじゃないか、という場面がちらほらあった。
2走前は引っかかってダラリと外々進出になり惨敗。前走も折り合いを欠いた上に、1~3着全て道中ラチ沿いという決着で大外を回されていた。馬柱を汚して叩き2走で距離短縮は絶好オブ絶好の買い時。5月最後の大勝負といきたい。
◯ジャックメモリアム
2走前はザビッグマンの2番手で進め、直線で少し左にモタれるなど踏み遅れている間にまんまとやられてしまった。前走は手替わりでガンガンプレッシャーをかけていく乗り方に転じて快勝。勝ち時計は同日もうひとつのC1より0.8秒速い。素直に評価する。
◎キタノインディ
揉まれる形が苦手で、外枠から砂を被らずに先行すればいい走りをする。前走は向正面ファイナルマズルがマクって11.9の区間で一緒に動いてしまった分、わずかに甘くなった4着。内容自体は悪くなかった。隣のシャルフジンが行くのに併せて外2がとれれば理想。
◯シャルフジン
一昨年の羽田盃は超ハイペースの逃げで3着に粘っており、能力は非常に高く、そして「理想はマイル以下だろうなあ」と思わせる馬だった。
実に1年半ぶりの実戦となった2走前はスタートで地面に顔がつくほど躓いてしまってレースにならず。2戦目は本来のスタイルを取り戻す逃げで上がり最速。前残りの馬場傾向を差し引いてもお釣りがくるほどの完勝だった。同じだけ走れば捕まらない。
【予想の方向性】
内枠◇◆◇◇◇外枠
先行◇◇◇◆◇差し
スピ◇◇◆◇◇スタ
天候自体でまた傾向が変わるかもしれないが、とりあえず火曜を見る限りは外を雑に回す差しは許されない。かといって逃げも残っていないのが気持ち悪い。ハイペース濃厚なメンバー構成も含め、理想はイン溜めで4角もインを捌く中位差しだろう。
◎モノノフブラック
道営の1200m重賞で活躍。イノセントCでは今回人気のサイデルバストに1.5秒先着しており、エーデルワイス賞で対モズミギカタアガリ0.1秒差。そのモズが兵庫CSでギガースに0.3秒先着したわけだから、この相手で戦える裏付けはある。
東京2歳優駿牝馬は距離が長いうえに4角で不利。前走は出していった分やや引っかかったし、外3もトラックバイアス不利だった。父ニシケンモノノフで理想は1200m。短縮で一発解答。
◯ギガース
崩れたのは右回りで交流重賞だった2戦だけ。雲取賞は距離が長く、兵庫CSは中央勢とまともに勝負して5着なら大健闘の部類に入る。高く評価しているのがネクストスター東日本の勝ちっぷりで、タフ馬場かつ向正面に11.7を刻み、ラスト15.4を要するハイペースを先行して押し切る完勝。しかも「抜け出して遊んだ」のコメントがあり、まだ余裕を残していたか。左回りで1400mまでなら、2キロの斤量差くらいへっちゃら。
ほか、サイデルバストは短距離に転じて2戦連続の圧勝。ただし今回は近2走より相手がグンと上がる。悪くはないが、普通に人気も被るだろうし取り立てて強調点がないという評価。
エイムフォーエースはJRAの芝で善戦してきた。このコースでもギガースを破っている。が、当時は相手が遊んだところを内からすくった感じで、かなり上手くいったもの。出脚が遅く、内枠だとおそらく後手後手の競馬になる。展開ハマり待ち。
フクノフードゥルは競馬が上手ないい馬だと思うが、これもそんなに強力な相手とはやってきていない。それでいて地味に斤量1キロ不利。外差しに回ると厳しそうな馬場も含め、あまり食指が動かない。