Categories: 南関競馬予想

【川崎競馬】スパーキングオールスターチャレンジと当日他レースの予想

参加予定レース

川崎7、川崎8、川崎11、川崎12

※買い目は基本的に◎-◯のワイド

水曜は4打数ノーヒット。時計の出方が割と正常化してきた? そしてそれに伴ってイン前がより使え始めて、全体的に想定と違う日だった。

川崎マイラーズは見た目通りアランバローズがビュンビュン飛ばし、馬場との相乗効果で内枠差し馬決着。差し馬でも外は厳しい形になってしまった。奇しくも1~3番人気がいずれも内枠、差しに回せる馬たちだったので、強い馬が恩恵まで受けた形に。ギャルダルは追走力の高さと捕まえにいく立場がアダとなり、デュードヴァンは短縮とややエンジンのかかりが遅い末脚が刺さる展開になった。でもまあ堅いね。馬券的には「しゃーない」でいいレースだと思う。

さて、Twitterでも告知した通り、『競馬ナイト+』1月号をnoteにて発売開始しました!

※詳細は↓の画像をクリック

note購入ページ

今回の2章は「競馬が上手い人の立ち回り」を分析してみよう、というメタ的なアプローチ。あと地味に発見が多かったのはコース(京都芝1200m)と騎手(横山和生)の分析でした。GⅠこそありませんが、今月号も渾身のデキに仕上がってます。ぜひご購入ご支援いただければ幸いです。

◆川崎7

◎ヴィブエアー
4走前の逃げ切りは現B3のジュラメントを6馬身千切る強い内容。2走前もテンで相当無理をして先行&直線不利を受けながらB3で4着に粘った。この相手なら持てるポテンシャルは上位。その反面、揉まれたくないんだろうな、というのは騎乗ぶりからありありと見える。前走はそれでハイペースにもかかわらず延々と外を回ったのが敗因だった。

今回は外のモトサンやウインアルバローズあたりに被されずに出し切れるかが焦点。とはいえモトサンは2000mからの短縮だし、ウインも出脚自体はそこまで速くない。分の悪い勝負ではないと思う。

これは相手がどうしても絞れず、9,10,12あたりに2~3点流すかも。オッズによってはスッキリ単複でもいいな。ネフィリムは内枠とマイルどちらも微妙で。

◆川崎8

◎イカロス
川崎ダ1400mのC1では2着が2回。前走は前後半38.6-42.3で前がほとんど潰れる展開に巻き込まれた。本来は差す競馬もできる馬なので、テンのスピードを生かして内に入れつつ脚を溜められれば。

◯コスモスミッチー
「川崎のディープボンド」と異名を付けて早3走目。でもアレだ、全然牝馬だった。かなり追わせるが、外前から早めに仕掛けるとバテそうでバテずにジリジリ粘走できる。前走はマイドが強すぎただけで、引き続き外枠なら勝ち切るかはともかく圏内には残してくれるはず。乗り方に注文が付く馬なので、テン乗りに不安はなくもないが、矢野さんなら予習して臨んでくれるでしょう。

◆川崎11

◎キーピリオッド
昨年1月に大師OPで4着。斤量差があったとはいえ決して得意ではないマイルでギャルダル、デュードヴァン、ブラックパンサーという好メンバー相手に健闘した。その後は得意の長丁場で力を見せつける3連勝。フリオーソレジェンドCでは3着スワーヴアラミスのさらに外をぶん回す競馬をしながら2馬身差で踏みとどまった。実力は既に重賞でも通用するところまで来ている。

ほのかにイン有利の香りがしだした今の川崎で2100m戦なら内枠の方がベターだろうし、距離延長は当然大歓迎。問題は休み明けだけ。好時計の追切を消化してきたということで、クリアする方に賭けたい。

◯ナニハサテオキ
ちょっと正確に思い出せないが、能力試験でB2くらいの馬を子ども扱いしていたんですよね。これはかなりやるかもしれないと追いかけてきたが、想像以上に凄かった。負けた2回は上がり勝負になって自分より前の馬を捕まえ損ねたものであり、まだ南関で力負けは一度もしていない。距離は未知だが中央時代に芝なら2000mをこなしている。杞憂に終わるんじゃないかな。

ヴィゴーレは2走前が道中やや折り合いを欠き、1500mに短縮した前走が完勝。現状はもうマイル近辺の馬になっているかもしれない。パフォーマンスが高かった2戦はともに浦和であり、浦和巧者という説も。この川崎戻り再延長は個人的にあまりしっくりこない。

エスシーヴィオラは前走直線不利。中央で3勝していたわけで、格的にはここでも見劣りしない。スタートを決めて同型とのやり取りを上手に捌ければ。わたしは1点買いなので静観だが、3番手評価に相当する。

スコルピウスは道営記念が事故を免れての3着なので、ちょっと強調しにくいところはある。渡邉和厩舎での初戦でもあり、良くも悪くも今回出せるパフォーマンスの見通しがつかないんですよね。人気が全然ないなら握りたいが……。

◆川崎12

◎タロウシュン
昨年5月のファイナルアンサー賞で劇的一変、今回も再戦するユラノグラフィアらに1.8秒差勝ち。砂を被らずに先行したら爆発するツボを持っているのでは。ニューディヴァイドに被されないようにだけ注意して外2をとってみてほしい。

◯アニトラ
転入初戦から1.33.7の時計で7馬身差ぶっちぎり。同日アストロアイガーには0.3秒及ばなかったが、もうひとつのC1よりは1.4秒も速い決着だった。ロードカナロア×ソルヴェイグってすごい短距離の良血じゃないですか。サクサク連勝して中央に戻っていきそうな馬に見える。

鈴木ユウヤ

東大卒競馬ライター。中央競馬、南関東競馬を中心に情報発信している。単勝&ワイド。攻めて勝つ。