川崎7、川崎8、川崎10、川崎11
※買い目は基本的に◎-◯のワイド
火曜は4打数1安打で快勝。連敗が止まり、ようやく年を越せた気がする。今年の初当たりは◎田中涼の9番人気2着でした。そういうこともあるんですね。これで年末まで一切馬券を買わなければ2024年はプラス収支達成です。買うんだけどね。
年末年始のバタバタで告知が遅れましたが、『競馬ナイト+』1月号もほぼ完成しまして。一両日中には公開予定です。全てがオススメのつもりですが、強いて挙げるなら騎手特集かな。昨年、リーディング上位30人のなかでもっとも単勝回収率が高かった「あの騎手」を分析したところ、かなり特徴的な騎乗傾向が見えてきました。乞うご期待。
さて、番組体系が変更となり、今年は川崎マイラーズから重賞が幕を開ける。こっちはいいけど、報知オールスターが旧・川崎記念の時期に移ったせいで金盃や報知GPと近すぎるのはいただけない。
◎ルチルチェコ
4走前シゲルオトコギ戦は直線入り口で寄られて進路を失い、やや仕掛け遅れながらの2着。ゴール後すぐ勝ち馬に並びかけていた。前走は1.34.9の走破時計が一見振るわないが、同日B3でも1.33.7という鬼タフ馬場を考えれば悪くないし、スローペースの前残りに泣いた形。末脚はいいものを持っているので、ハマる展開になってくれれば。
◯ブラックロータス
いわゆる「アメリカンファラオの外枠」。2走前は最内枠の上に直線インが伸びない馬場のイン突きであり、最悪のパターンといっていい中で4着に踏ん張っていた。まともに走りさえすれば全幅の信頼でいい。
◎クトゥネシリカ
移籍初戦の前走は10着ながら、今回人気になりそうなリンクスエルピスからは0.3秒差。序盤やや折り合いを欠いた分と、直線あまりよくない最内に突っ込んだ分を考えれば及第点。降級と鞍上強化でもうひと押し。
◯リンクスエルピス
C1に昇級した近2戦だが、ハイ逃げを追いかけての4着、外差し競馬を逃げ粘っての0.4秒差6着とどちらも内容的には悪くなかった。降級すれば一枚上手。
◎マイナーズライト
転入初戦はかなりのハイペースを先行して敗れ、3走前は4角であまりにも外を回した分の4着。この鬱憤を晴らすかのように2走前は4角先頭からラスト12.4を踏んでの圧勝だった。だからまあ、前走の敗因だけ謎なのだが……。力を出し切ればあんなものではない。中央時代に良績を残した1400mに替わるのは歓迎。
◯ゲットアップゲート
B3に昇級した前走が強い内容。激しい先行争いに敗れての4番手から3角先頭に立ち、直線で一旦は完全に抜け出す場面を作った。最後はさすがに力尽きたもののタイム差なしの2着だし、自分以外の先行勢が6着、8着、11着だったことも付け加えておきたい。一転して今回は他に逃げを主張しそうな馬がおらず、展開面が大幅好転する。
◎ブラックパンサー
南関で初めて外枠を引いたエアアルマスや、そのエアを前走で完封したルーチェドーロあたりをまず検討したが……。割と前が止まりやすい今の馬場にアランバローズ&カジノフォンテンの存在を思うと、仕掛けを待てる鞍上およびそれに応えられる決め脚を持った馬に食われそうだなと。
じゃあ食う馬がどれか考えると、本橋ブラックパンサーが最もイメージに近い。川崎マイルは【1-0-2-0】で、先着を許した相手はギャルダルとデュードヴァンの2頭。今回の相手でも3着圏内にいる。前走も展開が向いたとはいえ1400mで現役南関最強のスマイルウィに0.2秒差。相応の評価はしなければならない。
◯ギャルダル
休みを挟んで4連勝中。久々の実戦で58キロを背負った前走も、道中やや行きたがり、直線は前が壁になって仕掛け遅れながら、空いてからはいい脚で伸びて勝利。着差以上の完勝だった。競馬の形も問わない優等生タイプで、特に嫌う要素がない。
デュードヴァンは前々走が展開不向きでの3着、前走気持ち長い1800mでの4着と地力を見せた走り。ただ、中央時代のイメージから本質的には川崎より広いコースの馬ではないかと思っている。
フォーヴィスムはもちろん争覇圏内にはいる。神奈川記念はJpnⅢ未満、南関重賞以上という感じのレベル感だった。とはいえ、勝ち馬から1.4秒離れたこの馬まで評価するかは別の話。前日オッズ3番人気なら別に食指は動かない。
ディアセオリーは中央時代から叩き良化型で、ここを見送って次走間隔を詰めてきたら買いのセット。カジノフォンテンは年齢的なものか、どうもピリっとしない。勝島王冠から1か月での劇的一変は望み薄。アマネラクーンは初の他場、初のマイル。特段のプラス要素がなく見送り。