船橋9、船橋10、船橋11
※買い目は基本的に◎-◯のワイド
火曜は3打数ノーヒット。いずれも本命馬はいい位置がとれたように見えたが、案外伸びず粘れず。ああ、ビッグショータイムは外回ったのが響いた感じで次走注ですね。
さて『競馬ナイト+』12月号が完成したので明日発売します! 予想理論の話、騎手の話、コースの話、クイズなど盛りだくさんのオリジナル競馬マガジンです。
地味にあとがきも凝って、読み物として充実の内容になりました。魂込めました。一人でも多くの方に読んでいただけたら嬉しいです。この活動を続けていけるよう、ご支援賜れれば幸いです。
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明日のメインはクイーン賞。わたしが「一年で最も予想が面白いレース」と呼んでいるのがこのクイーン賞。JRA勢と地方馬の実力差がハンデで埋められて、いい感じに拮抗するからね。今年も面白そうです。
◎チェルカトローヴァ
5月の東京湾Cはヘルシェイク矢野と並走する形で1000m通過およそ1.01.4。雑に言うと1000m戦でもギリギリ通用しちゃうくらいのペースで走っていた。先行バテが続くレースぶりもそうだし、血統的にも母ロサガリカが門別の栄冠賞3着馬、その仔にレベルフォーやスティローザがいて、いかにも短縮向きという馬。イカタン。
◯レイジングリヴァー
1000m戦では【3-1-0-0】。3走前に馬群の中から抜け出して圧勝している点が大きい。内枠からイン3あたりを回って、馬場を味方に突き抜けてくるだけ。
◎タイムモーメント
馬場は内有利、そして逃げ馬がいないレース。一見すると最内コロンバージュが主張しそうだが、この前走も出ムチをかなり入れての2番手であり、元来テンがそんなにある馬ではない。
となるとタイムモーメントがすんなりハナをとって押し切るのでは。中央時代もあわせて6~9月【0-0-0-6】、11~2月【4-0-1-2】というあからさまな冬馬。近2走は7月と休み明けでそれぞれ片付けたい。
◯キャリアリズム
転入初戦からフタイテンロックの2着なので悪くはなかったが、距離を詰めてますますパフォーマンスが上がった。まあ特に言うこともなし。信頼。
ガチガチだが、それでも買う価値がある2頭という評価。オッズにもよるがワイドがつかないようなら馬連でもいい。厚く買う。
◎ティーズハクア
前提として、クイーン賞は地方馬が斤量差で割とやりたい放題できる重賞である。直近5年で見ても6頭が馬券絡み。レディスプレリュードやJBCで大敗していた馬、トライアルを勝ったオルキスリアンあたりも通用した。JRA重賞もそうだが、何故か牝馬限定戦は斤量差がやたら響く。
まして今年はテリオスベルがいる。テリオスベルの逃げはまともに対抗した馬のスタミナを絞り取る逃げであり、1着を取りに行く立場の馬ほど飛ぶリスクも高まる。狙うは「漁夫の利」待ちをする軽ハンデの地方馬、追い込みタイプ。できれば能力通用のヒントが出ているといい。
ここに一致する存在がティーズハクア。レディスクラシックは3.1秒差9着……というと聞こえは悪いが、5着テリオスベルからは1.1秒差。その時同斤量だったテリオスとは今回5.5キロ差、ライオットガールとの斤量比較でも5キロ有利になる。この5キロはデカい。3着内は全然ある。もちろん人気は全くない。渾身の本命。
◯テリオスベル
大井の1800mは忙しかったが、その中でも4着、5着と格好は付けた。地力上位。砂厚の深い船橋替わりはいいタイプで、大外枠も僥倖。斤量は重いが、昨年も55.0キロを背負ってグランブリッジを撃破した舞台であり、大崩れはないだろう。
「南関重賞の前日オッズは信じるな」って小学校で習ったけど、とはいえこの2頭のワイド35倍もつくのか。大勝負しちゃおっかな~。