ファイアンクランツのレース内容・評価【素質馬ファイル】

回顧・次走注目馬

ファイアンクランツの基本情報

馬名:ファイアンクランツ

生年月日:2022年3月29日

性別:牡

厩舎:美浦・堀

父:ドゥラメンテ

母:カラフルブラッサム

生産者:ノーザンファーム

OP馬リレーションシップ、コスタノヴァと3/4同血の半弟。デビュー前から某POG本で一番馬として取り上げられ、界隈では有名馬に。

ファイアンクランツのレース内容と評価

2歳新馬 1着

7月28日 札幌芝1800m 3番人気 1:50.5(ロパシック) 佐々木

ゲートはバッチリ決まったが、他の馬を行かせて道中は外の3番手で追走。折り合いに苦労することも、逆にモタつくこともなく、極めてスムーズに進む。1000m通過63.2秒は重馬場の新馬戦としてはそこまで極端なスローでもない。

4コーナーでは先行2騎の手応えが悪くなるのを尻目に、全くの馬なりで先頭へ。外からロパシックが迫ってきたが、きっちり加速して差を詰めさせず、ノーステッキでそのまま押し切った。

ラスト11.8-11.1は直線追い風(※他の芝レースでも加速ラップ頻発)の影響もあったとはいえ優秀。札幌芝の2歳戦でラスト1F11.1以下はコディーノ、ククナ、パワーホールに続く4例目となる。もちろん前例は全て良馬場のドスローであり、重馬場でこのラップが出たのは驚き。レースセンス、能力ともに非凡なものを感じる。

全体時計の遅さゆえにまだ全幅の信頼は早計だが、次走の内容次第ではクラシック有力候補に躍り出る。注目すべき1頭だ。

札幌2歳S 3着

8月31日 札幌芝1800m 1番人気 1:50.5(マジックサンズ) 鮫島駿

ゲートはややバランスの悪い出方で、無理に先行せず道中は後方2番手から。トラックバイアスに沿う形で外から徐々にポジションを上げたが、直線は先に抜け出したマジックサンズとの差を詰め切れず、内から抜け出したアルマヴェローチェにも敗れて3着だった。現状の力は出し切っており、今日のところは完敗と言わざるを得ない。新馬戦で見せたしまいのキレを生かすという意味では、東京の良馬場に替わった方がいいかもしれない。

(最終更新日:2024年9月4日)

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