ナチュラルライズのレース内容・評価【素質馬ファイル】

回顧・次走注目馬

ナチュラルライズの基本情報

馬名:ナチュラルライズ

生年月日:2022年2月2日

性別:牡

厩舎:美浦・伊藤圭

父:キズナ

母:レディマドンナ

生産者:グランド牧場

母はJRAでダート2勝。初仔。22年セレクトセール当歳にて税込3630万円で取引。

ナチュラルライズのレース内容と評価

2歳新馬 1着

7月20日 札幌ダ1700m 1番人気 1:45.7(ベルベルコンパス) 横山武

スタートは五分に出たが二の脚はそれほどつかず、促されて砂被りにも戸惑いながら馬群の内目を先行。1コーナー付近では逆に行きたがって抑える場面もあったが、そのあとはおおむねリズムを取り戻した。

4角手前で仕掛けられるとベルベルコンパスと完全に一騎打ちの態勢。残り200m手前で先頭に立ち、あとは差をぐんぐん広げて押し切った。2着には6馬身、3着とはさらに大差がつく衝撃的な勝ちっぷりだった。

勝ち時計1:45.7は当コースの新馬戦、良馬場としてはペリエール新馬とタイレコード。しかもラスト2F12.3-12.3。文句なしの重賞級。

カトレアS 1着

11月23日 東京ダ1600m 2番人気 1:36.4(クレーキング) 横山武

スタートで安目を打ち、多少促してリカバーを図るとガッツリ引っかかってしまった。コーナーでは外に張って内から5~6車線目を上がってくる厳しい形になったが、残り400m付近で早々に先頭に立つと、ラストは苦しくなりながらも押し切った。

進路的なロス、折り合い面のスタミナロスも相当にあったはずで、この競馬で勝ち切ってしまうポテンシャルの高さには脱帽する。反面、東京であれだけ外に張るなら川崎(全日本2歳優駿)を上手に走れるかは疑問符。当面の適鞍は羽田盃か。

また余談だが、同日1レースの未勝利で2歳レコードの1:35.8がマークされた。ラストは驚異の11.7-11.7で、勝ったルクソールカフェはカフェファラオの全弟。馬場の乾き際だったので時計だけでルクソールカフェ未勝利>カトレアSと断定はできないが、ナチュラルライズにとって今後難敵になりそうではある。

(最終更新日:2024年11月25日)

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