クロワデュノールの基本情報
馬名:クロワデュノール
生年月日:2022年3月21日
性別:牡
厩舎:栗東・斉藤崇史
父:キタサンブラック
母:ライジングクロス
生産者:ノーザンF
母ライジングクロスは英オークス2着の実績があるGⅡ勝ち馬。代表産駒はアースライズ。1週前追切では栗東CWでラスト11.6-11.2を叩き出し、同週に新馬勝ちしたポートデラメールに追走先着。
クロワデュノールのレース内容と評価
2歳新馬 1着
6月9日 東京芝1800m 3番人気 1:46.7(アルレッキーノ) 北村友
好発を切ってハナにも行けそうな序盤だったが、意図的に抑えて2番手に。4角で肩ムチを入れられてアルレッキーノに並びかけ、直線は完全に2頭のマッチレース。残り200mで競り落とし、ゴール前まで伸び続け、最後は2馬身半の差をつけて勝利した。優秀。
勝ち時計1:46.7は2歳6月の芝1800m戦としては史上最速のタイム。従来の最速は阪神でレッドベルアームが出した1:47.9なので、それを1.2秒も上回る記録だった。末恐ろしい。しかも、後半1000mは11.9-11.5-11.3-11.1-11.5の57.3秒。
「2歳7月以前」「1600m以上」「レース上がり5F57.9秒以下」というレースは過去に7例しかなく、その勝ち馬はワグネリアン、グランアレグリア、セリフォス、ジオグリフ、リバティアイランド、ボンドガール、前日のコートアリシアン。同週に2例目となったため馬場が速すぎる可能性も考慮しなければいけないが、それにしても凄い数字。早くも来年のダービー有力候補が登場した。
東スポ杯2歳S 1着
11月16日 東京芝1800m 1番人気 1:46.8(サトノシャイニング) 北村友
5か月ぶりの実戦で馬体重は+24キロ。余裕残しの状態だった。ゲートが開くと行きっぷりよく3番手で進み、直線入り口で早々と先頭に並びかける。サトノシャイニングに意外と抵抗されたが、それでも3/4馬身前に出て重賞初勝利を飾った。
スローペースの影響で勝ち時計1:46.8はそれほど目立たず。翌日未勝利で1:45.9が出たことも加味すると、数字上特に優秀というほどではない。ただ、まだまだ良化の余地を残した状態でも重賞を勝ったのは大きな収穫。ホープフルSを使うかは分からないが、使えばもちろん有力候補になる。
(最終更新日:2024年11月18日)