ミリオンローズのレース内容・評価【素質馬ファイル】

回顧・次走注目馬

ミリオンローズの基本情報

馬名:ミリオンローズ

生年月日:2022年3月19日

性別:牡

厩舎:美浦・萩原清

父:スワーヴリチャード

母:マンビア

生産者:ノーザンF

母マンビアはフランスのGⅢ勝ち馬。兄姉は重賞勝ち馬こそいないが、条件戦でポテンシャルを見せるミッキーハーモニーが出ている。現3歳世代で打率が高かったノーザンF産のスワーヴリチャード産駒。デビュー前に美浦のウッドでラスト10.9を計時。

ミリオンローズのレース内容と評価

2歳新馬 1着

6月2日 東京芝1600m 2番人気 1:36.4(エンブロイダリー) 横山武

ゲート内でややゴタつき、出負け気味のスタート。ただ二の脚は速く、それほど労せずインの3番手につける。600m通過37.1秒のスローもあって道中は行きたがるのを抑えて追走。直線入り口で内にスペースができると、そこから瞬時に抜け出し。最後は差を詰められながらも押し切った。

見た目的には辛勝だが、ラップとしてはラスト11.0-10.9の優秀な数字を残した。スローの実質2F戦なのでこれだけで重賞級と断定するのはやや早計だが、前日より水分を含んだ稍重馬場で、土曜にウィンターベルが出した1:37.6(上がり34.5)を全体時計でも上がりでも大きく上回る。レースレベルはこちらの方が圧倒的に高い。ラスト10.9の区間で追い込んできた2-3着馬ともども高く評価したい。

クローバー賞 2着

8月18日 札幌芝1500m 1番人気 1:28.9(ニタモノドウシ) 横山武

スタートは若干出負け、軽く促して外の3番手まで挽回する。序盤少し行きたがって頭を上げる場面があった。向正面に出てしばらくすると収まって無難に走れていたが、いざ追い出されると背後から伸びてきたニタモノドウシに勢いで見劣り。直線は右にモタれてしまった。

勝ち時計1:28.6は2歳レコード。単純にニタモノドウシが強かったという可能性もあるが、新馬戦の内容からすればまさかの敗戦。スローペースなら切れるが、今回(6.8-11.5-11.8-11.7-11.9-11.7-11.5-11.7)のように緩まない流れだと脚が持たないのかもしれない。

アルテミスS 9着

10月26日 東京芝1600m 6番人気 1:34.6(ブラウンラチェット) 戸崎

五分のスタートから序盤は折り合い重視で中団のインへ。少し引っかかる面を見せながらも許容範囲で直線へ向く。勝ち馬ブラウンラチェットの後ろから後は伸びるだけの態勢だったが、伸びるどころか後退して見せ場なく敗退した。今回は物足りなかった。

(最終更新日:2024年10月30日)

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