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【中央競馬】TUF杯と当日他レースの予想

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小倉7、福島9、福島10、札幌11、小倉11、福島11、札幌12、福島12

※買い目は基本的に◎-◯のワイド

金曜は4打数ノーヒット。かすりもせず。デアベーゼブリックは出ムチ入れてハナにこだわったら暴走、セイショウパイロは全く進んでいかないし……。あとまあ、そもそも馬場の前提も変わっていたかもしれん。木曜ほど内一辺倒ではなかったよね。

ちょっとしょんぼりしながら土曜の中央へ。札幌開幕ですね。

◆小倉7

【予想の方向性】
小倉芝は先週雨の中で競馬をした影響次第だが、フラット~やや内有利としておく。パレハ、スナーク、アクアの3頭が逃げ候補だが、いずれもテンのスピードはそんなに速くない。ミドル~ややスロー想定。中~内枠である程度前につけられる馬を狙う。

◎パレハ
忘れな草賞は外有利馬場かつ1000m通過58.1秒のハイ逃げで厳しい競馬になった。オークスはさすがに完敗の15着だが、それでもスイートピーS勝ちコガネノソラと0.1秒差、重賞2着サフィラ、フラワーC勝ち馬ミアネーロとタイム差なし。夏の1勝クラスに混ぜれば地力上位。

◯チェレスタ
未勝利戦ではのちのオークス5着馬ランスオブクイーンを破って勝ち上がり。前走はオールセインツが上がり33.1秒、ラスト10.9という鬼脚を使ったもので相手が悪かっただけ。

◆福島9

【予想の方向性】
福島芝はフラット~やや内有利とする。距離短縮組を除くと先行馬があまりおらず、ステークホルダーには「逃げない」戸崎騎手。おそらくクオレスのハナで遅めの流れ。中~内枠の先行馬を狙う。

◎クオレス
未勝利戦で現2勝クラスのアララララを0.4秒差で下しており、そもそも地力が上。近走は好位から運んで勝ち切れないレース続きだが、前に馬がいるとリキむのでハナを切れればパフォーマンスは上がると思う。他の人気どころが外に偏ったのも好材料。単勝で。

◆福島10

【予想の方向性】
グラニット、メタルスパーク、フィールザオーラを筆頭に逃げ先行馬が多数揃った。ハイペース想定。内枠の差し馬を狙う。

◎モンタナアゲート
ワンペース。レース上がり34.7秒以下では4戦して馬券絡みなし。同34.8秒以上なら【2-2-7-4】だから、中山や福島のようなコースが合い、東京はダメ。

2走前は前後半62.5-59.3のドスローを15番手で進めてノーチャンス、前走は東京のレース上がり34.0秒というキレ味勝負で適性外だった。福島替わりとハイペース濃厚なメンバー構成が味方する。

◯ニシノコウフク
2走前はもともと合わない東京コースでスローペースの後方から。さらに進路確保に手間取って仕掛け遅れた。前走はやや内有利な馬場で大外を回して差す形になってしまったが2着確保。引き続き得意の福島で好勝負になる。

◆札幌11

【予想の方向性】
開幕週の札幌芝は暫定的にフラット~やや内有利とする。好位勢は多いものの、芝1200mで近走逃げたのはアドヴァイスとオードゥメールくらい。ややスロー想定。中~内枠の先行馬を狙う。

◎ブッシュガーデン
4走前は内枠有利な阪神芝1200mのハイペースで15番枠と条件悪すぎ、3走前は内が伸びない馬場の内枠に泣いた。この二つを除けば基本的に現級でも0.5秒差以内にまとめており、展開ひとつで馬券圏内に来られる。

……みたいなことを書いて前走本命を打ったら、前半32.4秒の超ハイペースにわざわざ特攻する謎の競馬。4角まで抜群の手応えで回ってきたが、いくらなんでも無理があった。もう一回買うよ。

◯オードゥメール
4走前は前半33.0秒の速い逃げでタイム差なし2着。2走前は外伸び馬場で自分以外は上位全て差し馬という決着を粘っての3着。この2戦が光る。これまでの戦績を見ると中9週以上【0-0-0-7】に対し、同8週以下で【3-1-3-6】という典型的な叩き良化型。休み明けの前走から上積みがある。

◆小倉11

【予想の方向性】
徹底逃げのマテンロウアレスがこの枠なら迷わず主張し、他馬もそれに喧嘩をふっかけるメリットはない。マテンロウのマイペースでミドル~ややスロー想定。前を狙う。

◎マテンロウアレス
好走には逃げが必須のタイプ。少し時計のかかる馬場でハナを切るとパフォーマンスが高く、4走前にはハイレベル戦の関門橋Sで2着、2走前もそれなりにメンバーが揃った弥彦S3着と結果を出した。前走はヴァモスロードが57.4秒でかっ飛ばしたのでさすがにハナを切れず、ペース的にも自身の気性的にも厳しい競馬になった。今回は同型不在。迷わず行けよ、行けば残るさ。

◯セブンマジシャン
近2走はハンデ戦で58キロを背負った。定量戦に替われば相対的に条件が好転する。現級での地力上位は戦績通りに明白。スタミナ型なので200m延びるのも歓迎。

◆福島11

【予想の方向性】
福島ダートは内外フラットとする。気性的に内枠だと行くしかないエスカルが徹底先行。ダテボレアスやロードオブザチェコあたりが続くが、このコースにしては特段速くもないか。前を狙う。

◎ビルカール
正直難しい。この馬自身は典型的な揉まれ×の先行馬で、内枠砂被って大敗→外枠替わりがプラスなのは確か。ハンデも手ごろ。ただ外4とかになるリスクがあって自信はない。

◯サザンエルフ
以前も書いたように今春の京都ダートは総じてイン有利の傾向。前走はそんな馬場、さらに超ハイペースを終始内から4~5車線目回しの先行で、さすがに負荷が大きすぎた2着。能力の高さは疑いようがない。ただ、そういう戦法をとったのは揉まれ弱さの裏返しでもある。包まれなければ。

◆札幌12

【予想の方向性】
札幌ダートは暫定的に内外フラットとする。1400mでもハナを切ったズバットマサムネが出るところ、外からポルポラジール、カリフォルニアらも加わっていく。ややハイペース想定。差し馬を狙う。

◎ダノンペドロ
主場の1勝クラスで好走歴があり、2走前は勝ち馬がその後2勝クラスV、2着馬と5着馬が次走勝利という地味にレベルの高いレースで4着だった。前走はイン3追走から直線見劣って敗れたが、休み明け+12キロだったし、そもそも乾いたダ1900mで好走歴があるような馬で、脚抜きのいい1700mは得意条件から逸れていた感も。叩き2走と良馬場替わりで。

◯カリフォルニア
伝家の宝刀・カリフォルニアクロームの外枠。未勝利勝ちは1000m通過60.0秒で入って6馬身差。前走も60.3秒で入って他の先行勢はむしろ潰し切っている。気分よく行きさえすればペースは無茶でも大丈夫、というのはこの手のアメリカンな種牡馬によくある話。この馬もそういうタイプと見る。

◆福島12

【予想の方向性】
距離延長のイサチルが先行示唆。イモータル、ユイノが続く。レジュークレールも本来は行きたい馬で、先頭集団は意外に流れそう。一列引いたあたりから差せる馬を。

◎ゴールドアローン
2走前はラスト12.0-12.1のラップを後ろから差してきたトウカイポワールを褒めるしかない2着。前走も勝ち馬アピーリングルックが怪物じみた強さだった。ここ2戦はただただ相手が悪い。もう順番。単勝で。

鈴木ユウヤ

東大卒競馬ライター。中央競馬、南関東競馬を中心に情報発信している。単勝&ワイド。攻めて勝つ。