東京4、東京7、東京9、京都10、新潟11、京都11、東京11、東京12
※買い目は基本的に◎-◯のワイド
土曜は8タコ。タコすぎて振り返る元気もない。ダノンティンパニーは跛行、バルサムノートはゲートでゴタついているタイミングで開けられてしまって……という話だが、まあ他含めて箸にも棒にも掛からなかったので言い訳にならん。
改めて競馬の難しさを痛感しながら日曜へ。試行錯誤はまだまだ続く。それでこそ、やりがいがあるってもの。
◎チャルドーニ
デビューから2戦はダートでいまひとつ。芝に転じた前走は手応えよく直線に向いて4着と良化した。前後半35.1-34.0、ラスト11.1-11.3というラップで、自身も止まっていないが目立つ脚は使えず……という内容。ワンペースな感じがあるので、距離を延ばして前受けの形ならさらなる進境がありそう。
◯ドーンコーラス
新馬戦ではのちに未勝利を快勝してフローラS1番人気に推されるバロネッサに先着。前走は開幕2週目のインが良好な馬場で、1着逃げ、3着イン3の競馬を8枠15番から外差しでの2着。1:33.2の時計も優秀で、勝ち上がりは目前。内枠も引きそろそろ決める。
◎キタノソワレ
東京ダ1300mの新馬戦はラスト12.3-12.2の加速ラップを鋭く差し切り。2-4着馬がのちに勝ち上がり、特に4着馬は1勝クラスでも2着に入るなど、負かした相手もそれなりに粒ぞろいだった。2走前は距離が適性外。前走は位置取りが後ろすぎたが、エンジンがかかってからの伸びは秀逸だった。直線の長い東京に戻れば。
◯ベルウェザー
1400mに短縮した2走前は4角から直線半ばまで前が壁になり、脚を余しながらも0.4秒差の完勝。前走も自分以外は軒並み前残りという決着にただ1頭追い込んできており、この距離での2戦はどちらも高評価したい。脚質的に東京替わりは歓迎。砂を被る形も既にクリアしていて、内枠は大きな減点にならない。
◎キタノブライド
1勝クラス勝ちは1:32.9の好タイム。近走は結果が出ていないが、3走前は出遅れ&直線不利があり、2走前は相手が強く、前走は展開がまるで向かなかった。他の人気馬にあまり切れない馬が多いので、少頭数特有の瞬発力勝負なら適性で上位に突っ込んでくる。
◯ゴートゥファースト
1800m時代は折り合いに難しさを覗かせており、マイルへの短縮でパフォーマンス自体は上がった。2走前はやや遅めのペースを後ろに構えて差し届かず、前走もテン36.8秒で逃げた馬にまんまと押し切られての2着。鞍上替わり、射程圏内で運んでくれるであろう今回は安定株。
◎ソレイユヴィータ
逃げ馬不在で展開利大きいという前提。今回同様に軽ハンデだった石清水Sは直線伸びないインに進路を取りながら0.5秒差。トランキリテ、セオ、スミ、マラキナイア、ジュンブロッサムなど上位のメンバーレベルは高かった一戦でこの着差なら、条件次第で3勝クラスでも残り目はあるだろう。
◯アイスグリーン
3走前元町Sはハイレベルかつハイペースで、しかもイン有利馬場。後方のインでじっと溜めた馬が恵まれるなか、こちらは外から早めに押し上げたのがやや裏目ながら3着に善戦した。2走前で対戦したセオとディオはどちらもOP勝ち。阪神より京都が合うタイプでもあり、枠もいい今回はトップハンデでも信頼。
◎コスモサガルマータ
ワンターンの1800~2000mでは強く、昨年月岡温泉特別ではその後3勝クラスでも活躍するマイネルモーントを破った。3走前はイン有利馬場のハイペースで外々を回った上に直線やや寄られて不利。2走前はドスローで折り合いつかず、前走は行った行ったの競馬で差し届かず。不完全燃焼な負け方が続いている。枠も含めて条件はいいので、あとは前が飛ばしてくれれば。
◯セレシオン
左にモタれる面があってそもそも左回りベターだと思っている。前走は中山でも2着好走。勝ち馬リフレーミングは福島民報杯を勝ち、3着キングズパレスは新潟大賞典2着。OP級の相手と好勝負できた。新潟でさらに前進を。
◎サクセスローレル
揉まれ弱く、2桁馬番【3-1-1-1】、それ以外【1-2-0-9】という個性持ち。それを理由に4走前も本命を打ったのだが、痛恨の出遅れから東京ダ1400mのコーナーマクりという無茶を敢行して5着。強さを見せつけるだけ見せつけて、財布を痛める結果となった。ここ3走は枠が悪くて揉まれた。いいでしょう。さあ外枠だ。
◯ペースセッティング
芝時代の走りを見るに適性距離は1200~1400mだろう。少なくとも1700mよりは合っているはずで、この距離短縮は歓迎。対サンライズフレイムでは斤量2.5キロ差、相手が内枠に追いやられた点も含めて利があると見た。
【予想の方向性】
内枠◇◆◇◇◇外枠
先行◇◆◇◇◇差し
スピ◇◆◇◇◇スタ
Bコース替わりでややイン有利の高速決着が定番のレース。ちなみに同週ながら京王杯SCは何故か外で決まるのが通例なので、そこの結果はあまり気にしなくていい。あと前が手薄。イン前を基本線に。
◎フィアスプライド
昨秋の府中牝馬Sは逃げ馬以外実質ドスローというなか、後方から上がり最速で4着。相似の競馬で2着だったルージュエヴァイユがその後GⅠで2度好走しているわけで、こちらも同等の評価をしたい。
前走はトップハンデで、距離が長く、道悪も合わず、出遅れ、向正面11秒台が刻まれている区間で動いて脚を使った。そりゃ勝てないが、馬柱の汚し方としては悪くない。軽い馬場の東京はベスト条件といえ、あとは鞍上が上手く導いてくれれば。
◯ナミュール
ウオッカやグランアレグリア、アーモンドアイ、ソングラインあたりで分かる通り、ヴィクトリアマイルは牡馬相手のGⅠでも勝てるクラスの馬が来れば楽々持っていくレース。今年のそれ。対ゴールデンシックスティ0.4秒差の馬をここに混ぜたら二枚くらい上手なのでは。
ほか、マスクトディーヴァも別に下げているわけではないが、あまり速い流れを追走した経験がなく、本質は2000mくらいの馬なのかと思う。もっとも今回もハイペースは考えにくいメンバー構成で、脚が溜まる流れにはなるだろうが。このオッズならナミュールより優先する必要性もあまり感じない。
ウンブライルはブリンカー外しがどうか。戦績的にブリンカーを着けてからよくなった馬なので、わたしは素直に割り引き。どうも川田騎手の進言っぽいが、それも「外した方が走れる」というより「今後のため」のニュアンスらしい? 個人的にはマイル巧者のクラブ牝馬が目の前の4歳VMより優先すべき「今後」なんてあるのか、と思わないでもないが。
有力どころの評価は週中に書いておいたので、下記の記事からご覧ください。
◎サトノルフィアン
1400mでは4戦して【1-2-0-1】。3走前はテン33.6秒の超ハイペースを先行し、エンペラーワケアに早めに潰されながらも2着に踏ん張る大健闘を見せた。前走も負けたとはいえトップハンデを背負って0.1秒差。相手が揃ったのであまり人気していないが、この馬も地力は高い。
◯タマモダイジョッキ
ダート転向後のレース内容は全て高く評価している。特に西陣Sでは次走リステッド勝ちのテーオーステルス相手にクビ差だった。その後2戦の1200mは忙しく、前走は上位2頭とハンデ2キロ差あっての3着。悪くない。脚質的に広い東京替わりと外枠は歓迎で、堅実に差し込んでくる。