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【中央競馬】桜花賞2024と当日他レースの予想

参加予定レース

『競馬ナイト+』4月号発売中!

阪神5、中山9、阪神9、福島10、福島11、中山11、阪神11、阪神12

※買い目は基本的に◎-◯のワイド

土曜は8打数2安打でやや負け。いかんせんバンドシェル-アウェイキングに自信がありすぎた。アウェイキングはまーた自分が上がり33秒台使って間に合わずという負け方。能力はあるんだが、歯がゆい。

阪神牝馬Sはマスクトディーヴァでイン3を平然と確保するモレ康、もといモレイラに脱帽です。ニュージーランドTは過去走のパフォーマンスでいうとボンドガール新馬とエコロブルーム未勝利が図抜けてたので、素直にとれました。キャプテンシー16着はトラブルかなあ。

日曜は桜花賞。馬場の解釈は金曜にYoutubeを録った時点と特に変更なし。外差しに優しいコンディションだと思っています。

◆阪神5

◎ストームバンガード
新馬戦は1400mで勝ったが、その時もラスト13.1-13.4と失速していた。その後1600~1800mの3戦は案の定というべきか振るわなかった。きょうだいのJRA3勝は1000m、1200m、1400m1勝ずつという血統背景もあり、おそらく距離に限界がある。この距離短縮はプラスに働く。

9着だったカトレア賞は、その後2着、5着、7着、8着、11着馬が1勝クラス勝ちというハイレベル戦だった。この馬もやれていい。じっくり差しに構えて欲しい。

◯リジル
新馬戦はラムジェット、2戦目はハビレと相手が悪かった。続く未勝利戦を5馬身差で勝ったが、その時の2,3,5,6着馬も既に勝ち上がっている。オキザリス賞もレースレベルが高く、4着でも先日1勝クラスを完勝したミライテーラーあたりとは0.2秒差。ここでは優位に立つ。

◆中山9

◎モディカ
典型的なアメリカンファラオ。自分の形ならめっぽう強いが、そうでないととことんモロい。ダートで逃げた時は【2-1-0-0】で未勝利突破は大差勝ちという戦歴通り、ハナを切れるかどうかがカギを握る。そういった意味で前走は参考外。逃げられる2400mへの延長は面白く、ハンデにも恵まれた。残れないか。

◯サトミノマロン
前走はスタート後に接触があって後方から。ダートの長距離とはいえさすがにペースが遅く、ラスト12.6-12.3を勝ち馬に出されては後ろから差しようもない。改めて見直す。

◆阪神9

◎ステラクラウン
既走馬相手のデビューだった前走は毎日杯当日で、雨に反してインが有利だった馬場状態。そんな中で前後半63.0-61.1というペースを後方から運び、4角大外を押し上げていく競馬での差し切りは見た目以上に強い内容と言える。今の阪神芝の方が差しは利くコンディション。頭数の割に先行勢も多く、追い込み決まる。

◯タガノエルピーダ
たびたびコスっている通り新馬戦がタイム、ラップ的に超優秀。朝日杯FSもハイペース先行で奮戦していた。前走は枠に泣き、痛恨の権利取り失敗。この相手なら。半兄タガノディアマンテで2000mは気にならない。

◆福島10

◎エイシンフェンサー
中央競馬屈指の行ったもん勝ちコースである福島ダ1150m。内目の枠、芝発走部分での先行力がある馬を狙っていきたい。

となれば芝のハイペースを安定して先行する脚があり、ダートでの勝ち鞍もあるエイシンフェンサーを。出脚が鈍くなりつつあるナックを抑えて行き切れれば理想的。

◯ユウグロスファクタ
2走前このコースではイン有利の馬場ながら内に入れず、その割に4角詰まって右往左往。かなり不完全燃焼な競馬でも6着と善戦した。力は感じる。前走でイン3から差す形をクリアしたのも好印象。同じような乗り方をしてほしい。

◆福島11

◎サトノファビュラス
土曜は明確に内有利だった福島芝。ここはアサカラキングの逃げがほぼ確定的なメンバーでもあり、誰がイン3、イン5をとるのかに主眼を置きたい。

そこに収まりそうなサトノから。OP入りしてから見た目の戦績は芳しくないが、アイビスSDで4着に入っていたり、前走も0.4秒差でまとめていたりと全く通用していないわけではない。3勝クラス勝ちと同じ形を再現できれば。

◯アサカラキング
距離を詰めて才能が開花した。阪急杯も16番枠からテン3F33.9秒の速い逃げを打って、1枠1番ウインマーベル相手のハナ差2着なら上々の評価。ローカルのOP特別で開幕週の最内枠から逃げればまず捕まらない。

◆中山11

◎サイクロトロン
本来は揉まれずに外目を先行させたい馬で、3走前と前走はそういう形にならず。2走前は大外回して距離ロスがありながらも、やはり揉まれなければ強いと思わせる0.1秒差4着だった。中山ダ1200mで待望のピンク帽。勝浦さん、お願いします。

◯メズメライザー
こちらも極力揉まれたくないタイプで、1200mの6~8枠なら【2-2-1-0】と結果を出してきた。外枠は大歓迎。とはいいつつ、前走は差す形でも嫌がらずに走った。収穫アリ。

◆阪神11 桜花賞

【予想の方向性】
内枠◇◇◇◆◇外枠
先行◇◇◇◆◇差し
スピ◇◇◆◇◇スタ

Bコース替わりの先週は内回りでも外が伸びるレースが目立ち、日曜のマイルは大外を選んだ3頭が上位独占だった。外回りなら外有利。セキトバやショウナン、エトヴプレが外枠に入り、ペースも上がる。追い込み決まる。

◎クイーンズウォーク
色々考えた結果、最後方まで下がってもいいから脚力重視という結論に至った。新馬戦はオスカーブレーヴのスロー逃げ→急加速に翻弄されたが、2戦目は阪神外回りで稀有な加速ラップ勝ち、前走はやや内有利な馬場で大外一気。特にクイーンCはタイム1:33.1も後半5F57.7秒も優秀で、能力はここに入っても最上位と評したい。本質的にはオークス向きだろうが、それでも格好はつけられる。

◯チェルヴィニア
2戦目の未勝利勝ち、ラスト11.4-11.2-11.0を刻んだアルテミスSがGⅠ確約級の強烈な内容だった。阪神JFに出ていれば断然の1番人気だったであろう馬が、今回はアスコリピチェーノやステレンボッシュらとオッズ逆転。確かに初の右回りや未知のペース、18番枠など不安も多いが、馬場的にはそこまで外枠が致命傷になると思わないし、元々の能力評価からするとこの人気はオイシイ。中途半端な先行はしないでほしい。

その他16頭の評価はYoutubeで喋りました。人気馬で明確に嫌える馬がほとんどおらず、なかなか難しいレースという印象です。ステレンボッシュとかアスコリピチェーノも当然侮れない。3連複7頭ボックス組めば当たりそうだけど……。

◆阪神12

◎アウトレンジ
いい時と悪い時がハッキリした馬だが、2走前はハイペースを先行抜け出しで5馬身差V、勝ち時計は前日3勝クラスより0.3秒速いという内容だった。前走は外枠から出して行った上でグーデンドラークにビッシリつつかれて苦しい形に。マルカアトラスを行かせて2番手でもう少し息を入れられれば。

◯テーオーグランビル
芝時代もハイレベル戦で健闘していたが、前走は初ダートで最内枠というハードな条件を跳ね除けていきなりの好走。適性の高さを感じた。慣れの見込める2戦目でさらに期待。

鈴木ユウヤ

東大卒競馬ライター。中央競馬、南関東競馬を中心に情報発信している。単勝&ワイド。攻めて勝つ。