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宝塚記念2023と当日他レースの予想

参加予定レース

東京2、阪神2、函館4、阪神7、函館11、東京11、阪神11、阪神12

※買い目は基本的に◎の単勝と、◎-◯の馬連ワイド。
購入金額は単勝:馬連:ワイドで1:1:3の比率が目安

いやー負けた負けた。土曜は散々でしたね。本命が後ろに偏りすぎたので嫌な予感はしていたが……。

まあ連戦連勝といくほど甘くないのが競馬ですからね。改めて日曜頑張りましょう。

◆東京2

◎ラウロスカイ
母カミヒコーキ、兄姉のヒコーキグモ、サノラブ、マーガレットスカイ、コバルトスカイいずれも全勝ち鞍がダートという砂血統。前走も芝かつハイレベルと思われるエンデミズム組で5着と頑張っているが、ダ替わりで大外、牝馬限定ならお膳立ては整った。

ちなみにお兄ちゃんのヒコーキグモ(2代目)は大井で走っていたころをよく覚えている。右にモタれる癖が強烈で、内ラチに頼れるかどうかで劇的に変身する馬だった。その出し入れで馬券獲らせてもらったなあ。

◯シルバーニース
ダート転向後3着3着の実績を素直に。前走で先着を許したトウロウノオノと再戦ですが、例の「ビッグアーサー産駒の取り扱い」という観点だと、良馬場替わりであちらはパフォーマンスを落とすと思うんですよね。

◆阪神2

◎コパノサントス
前が非常に手薄なメンバー。何が先行するのか考えたけど、まあこのあたりか。近2走は1000m58秒台のペースを先行できており、200mの短縮は特に問題ないはず。

前走はいい手応えで回ってきたが直線どん詰まり。ペースもペースだったからそのまま終わってもおかしくなかったが、進路ができるともうひと頑張りした点に地力を感じた。

◯アルタビスタ
ロードカナロア×ブエナビスタの良血馬。新馬戦は4着、アルジーヌ(現2勝クラス)がラスト11.2-11.1の加速ラップでまとめるところ、大外からG前目立つ脚で追い込んでいた。その後2戦は中距離かつ不良馬場でおよそ力の出せない条件だったので無視。マイルの良馬場に戻ればアタマまであっても不思議ない。

◆函館4

◎バロックダンス
多頭数ながら1800mや2000mでも2桁通過順という馬がそろい、明らかに前が恵まれるであろうメンバー。

新馬戦ではノッキングポイント、オールパルフェの3着。2戦目は展開利があったとはいえキタウイングとハナ差の馬。重賞級の馬と接戦ができていたのに、短距離やダートなど自ら迷走に入ってしまった感がある。前走も負けはしたが自身は1.33.2で走破できている。そろそろ決めよう。

◆阪神7

◎ボンベール
先行してしぶとい反面、上がりがまるでない。あまり根幹⇔非根幹のくくり方を信奉してはいないものの、そういった意味で2200m戦【1-3-2-7】という戦績は示唆に富んでいる。前走は皐月賞前日で、中距離以上は外差し有利の馬場だった。反撃可能。

◯ジューンアヲニヨシ
デビュー戦が強かったんですよね。既走馬相手の阪神芝2000m、内目を回った馬が上位を占める中に外から強襲して3着だった。これもこれで典型的なキズナ産駒という感じで、上がりの出る外回りでは相対的にパフォーマンスを落とし、阪神2200mみたいなコースで浮上してくる。

補足。キズナ@阪神芝2200mは【5-3-2-24】単回289、複回111。

◆函館11

◎ディアセオリー
典型的な叩き良化型で、中6週以上空くと【0-0-1-9】、中2週以下なら【2-2-2-8】と明暗くっきり。休み明け2戦で崩れた後の中2週は絶好の狙い目と言える。非常に先行馬が少ないレースなので、なんとかブラッティーキッドとのポジ争いには勝ってほしい。

◯ペプチドナイル
昨年の横浜Sではウシュバテソーロとメイショウフンジンの間に挟まった馬。OPでも通用しないことはない。ブリンカー効果で行きっぷりがよくなった前走だが、結果的には向正面でマテンロウスパークにプレッシャーをかけられての12.1が影響したか、追い込み競馬を誘発してしまった。断然前有利コースに替わり、単騎濃厚のこのメンバーなら。

◆東京11

◎カイザーミノル
全盛期には当コースで京王杯SC3着などもある馬。近走は着順的に振るわないが、今回の相手よりずっと強いところにぶつけたものではあるし、京都金杯なんかスーパー内内決着に唯一外回って食らいついていた。勝手知ったる鞍上に戻し、いい時の走りができれば力が上の存在。

◯レイモンドバローズ
東京芝1400mでは4戦して1着、2着、1着、5着。条件戦で負けた相手はウインシャーロットだし、前走もGⅡに混じって上がり33.0秒の脚は使っている。この舞台なら崩れない。

◆阪神11


◎アスクビクターモア
割と良馬場専な感じのお馬さん。日経賞は不良馬場と出遅れで話にならなかったし、天皇賞は稍重、ハイペースの上にタイトルホルダー失速の影響で先行したアドバンテージも消える最悪の展開だった。軽い馬場の2200mで本来の力が出せれば。

◯イクイノックス
昨秋から3戦の内容が強すぎるので、まあ逆らえないですよね。ただ、ルメールがインタビューで答えてたように、瞬時に加速するタイプではないので、内枠で余計な懸念材料がひとつ増えたことだけは確か。オッズも加味すると頭固定はリスクに見合わない気がしている。

◆阪神12

◎ティントリップ
3歳勢が強いのは承知の上で、ちょっと追いかけてみたい。というのが、1月8日中京ダ1200m1勝クラスを勝った内容がよかったから。このころの中京ダートはかなり外差し天国の馬場が続いていて、ハイペースの先行で押し切るのはほぼ無理な状態。そんな中の前後半34.5-38.3を押し切った。2着、3着に追い込みが台頭したこともこの馬の地力を示す傍証となっている。

前走はカフジエニアゴンが飛ばして、他の好位勢を全部潰してしまう圧巻のパフォーマンスに泣いた。外目好位をとってスローになってくれれば、人気馬が内でまごついているのを尻目に抜け出せるのでは。

◯ミルトハンター
4歳馬に本命打ったあとに書くことじゃないが、たびたび述べるようにこの時期のダート3歳以上2勝クラスはとにかく3歳馬が強い。ダート路線の3歳1勝クラスは「3歳以上」のそれとは比にならないぐらいレベルが高く、そこで勝った馬が集まる3歳以上2勝クラスは必然的に3歳>>古馬の構図になりやすい。

ミルトハンターは2、3走前がOPの1400mでハイペースを先行する競馬。前走は4角で膨れるロスがあってのハナ差2着。スクーバーにしろパラシュラーマにしろ枠が内すぎるきらいがあるので、そこも含めて最も信頼度が高い。

鈴木ユウヤ

東大卒競馬ライター。中央競馬、南関東競馬を中心に情報発信している。単勝&ワイド。攻めて勝つ。