阪神5、阪神6、中山8、中山9、阪神10、中山10、阪神11、中山11
※買い目は基本的に◎－◯のワイド
金曜は3打数ノーヒット。難しそうな日だな、と思ったらやっぱり難しかった。開催全体としてはリコシェ貯金で勝ち逃げしました。ミラクルランバックよ。篠谷氏、3着だけ狙ってくれと要望を出したのに、そんな遠路はるばる外回すことがあるかいな。エスケントバゴの後ろからイン捌きしてくれよお。
一時期の絶不調は脱した感がある中央競馬へ。ドバイの展望は記事にする時間ないかもなあ……。己のキャパを見ながら、出せれば出します。
◎ストレングス
3走前は行き脚つかず後方から。外を回して追い込む形になったが、レースラップがラスト12.2のところで強烈な伸びを見せており、自身は12秒フラットか11秒台の脚を使っていたと推測される。2戦目はルディックを破り3着以下に8馬身差。前走は出遅れから無理やり3番手に取り付くキツい競馬ながら、ゴール前までしぶとく脚を伸ばして3着を死守した。力がある。
なんといってもロジータの牝系であり、母ローレライは南関東で2000mのサルビアC勝ちの実績もある。1800mへの延長はいい方に働くのでは。
◯アリエスキング
新馬戦はライジンマル、2戦目はロードフォアエースと相手が強かった。前走で破ったクロドラバールは既に1勝クラスも勝ち切っており、戦ってきた相手は骨っぽい馬ばかり。昇級も問題にならない。
◎ロスティチェーレ
昨年6月に当コースで1:46.0の好時計勝ち。3着以下は7馬身離していた。直近は振るわないが、3走前はハイペース先行、2走前は高速決着で外々を回り10着もタイムは1:33.2、前走は1000m通過59.6秒の次ハロン11.9を刻む厳しい逃げで4着と、それぞれ情状酌量の余地はある。やや手薄な今回の組み合わせなら勝機。
◯ヴェルテンベルク
2歳時には重賞でトップナイフあたりと僅差。3歳時にはスマートファントムと0.1秒差、現3勝クラス・ニューノーマルの2着などがあり、いつまでも1勝クラスで苦戦する馬ではないはずだが……。2走前はブリンカー裏目で進まず、前走は1000ｍ通過64.3秒のドスローを後方から伸びて3着。悪い競馬はしていない。
◎ダイシンヤマト
ペリファーニアと接戦に持ち込める時点で既に3勝クラス～OP級の能力はある。前走も4角大外から持ったまま上がってきて、ラスト11.8-11.6の加速ラップで4馬身差をつける圧勝だった。他の人気馬に東京向きのキレ特化型が多いので、馬場状態含めアドバンテージがある。
◯ホウオウプレミア
もう1年前の話だが、出遅れから中山マイルのコーナー部で一気にマクり、1:32.8の好タイムで勝った1勝クラスは本当に強い勝ちっぷりだった。前走は長期休養明けで＋18キロと重め残りだったし、レースは1～5着を見事に1車線目走行馬が占める超内有利の決着。これを外から追い上げて6着なら偉い。減量起用の逃げ馬2騎が競りそうで、展開利も見込める。
◎カムフライ
新馬戦はジャスティンミラノとヘデントールが対戦したハイレベル戦で、中団追走からキレ負け気味の4着なら及第点。前走は大雨で完全に馬場が終わっているなかで前傾ラップ。イン3でキックバックもしこたま受けながら押し切る勝ち方は、実は結構強かったのではないか。今回も緩めの馬場が予想され先行勢も手薄。ポジションの利を生かして。
◯ディマイザキッド
新馬戦は前後半64.1-60.2を上がり最速2着、2戦目は前後半4F50.7-47.6をやはり上がり最速で2着。展開が向かない中で能力は見せた。共同通信杯も前後半4F50.0-45.3、ラスト10.9-10.8のクソみたいなスローを上がり最速で4着まで伸びた。散々酷い目に遭ってきたが、馬自身のポテンシャルは重賞級と思われる。
◎ウルトラソニック
最近は1400mを使われることが多いが、折り合いに苦労するのでベストは2勝を挙げる1200mの方。1200mなら小豆島特別（その後2～4着馬と6～9着馬が2勝クラス勝ちのハイレベル戦）の0.4秒差5着が光り、2走前も0.3秒差5着と勝負圏内に入っていた。阪神芝1200mは言わずと知れたイン前コースで、しかも今週はBコース替わり。2枠2番は絶好。一発狙う。
◯ケイアイオメガ
長期休養前は葵S7着や、2勝クラスで対キミワクイーン0.3秒差の2着などスプリントで活躍。近3走は1400～1600mを使われたが、たびたび書いているようにビッグアーサー産駒は本当に距離がもたない。久々の1200mで本領発揮に期待。
◎アイファーエポック
3走前浦和の交流戦を勝って昇級。普通ならクラスの壁に当たるところだが、2走前YJSファイナルは向正面包まれてやや踏み遅れ、脚を余し気味になりながらも3着まで伸びてきた。前走は勝ち時計が翌日ポルックスSと0.5秒しか変わらず、2着リチャが次走勝って3勝クラスでも3着、4着タマモロックも次走を勝った。なかなかレベルが高かったと思う。そこでの3着を評価したい。
◯サパテアール
前走はテン3F推定34.2秒という強烈なペースを好位追走。大外枠が祟って初角は内から5頭目あたりを回されるロスがあり、さらに自分以外の先行馬はことごとく潰れたにもかかわらず3着。かなり強い競馬をした。スピードがある分1700mベターだとも思うが、雨の影響が残るダートで内枠先行、他に逃げを主張しそうな馬もいないメンバー構成なら好勝負可能と見た。
◎シャンブル
昨年秋にはこのコースで対サンライズフレイム0.1秒差の競馬がある。3走前に先行押し切りで3勝クラスを突破すると、2走前は前半33.9秒のハイペースを先行して3着粘走。OPにメドを立てた。前走は差し有利の馬場で向かず。芝発走の阪神ダ1400mで外枠なら競馬もしやすい。
◯サンライズフレイム
根岸Sはペースが遅すぎて前を捕まえきれなかっただけ。ダートの1400mではまだ底を見せておらず、こちらも外枠で憂いなし。
【予想の方向性】
内枠◇◇◆◇◇外枠
先行◇◆◇◇◇差し
スピ◇◇◇◆◇スタ
金曜時点で中山芝はクッション値6.9のソフトな状態。キレが削がれる一方、今週はBコース替わりもあってインは状態的に生きていると想定。外差しは難しい。
◎クルゼイロドスル
新馬戦でリバティアイランドの2着、未勝利を1:33.5の好時計で勝ち上がり、ジュニアC4馬身差勝ちなどデビュー当初からポテンシャルを見せていた。
3走前は距離が長かった中でもハナ差2着。この時の勝ち馬クロミナンスはその後重賞でも好走している。2走前は出して行くと折り合いを欠き、2～4F目を33.5秒で通過する大暴走ながら2着死守。この時クビ差だったボルザコフスキーもその後リステッドを勝ち、同3着ニシノスーベニアは次走で圧勝した。前走も3勝クラスとしては極めてメンバーレベルが高く、勝ち時計1:32.5も素晴らしい。このように優秀な内容が続いており、重賞でもハンデ戦なら即通用していい。
◯セッション
マイル転向初戦が重馬場＆ハイペース前潰れのアーリントンCで先行して2着の濃い競馬だった。NHKマイルCは極度の外差し決着を先行してノーカウント、仲秋Sは好メンバーかつ1:31.9のハイレベル戦を制し、キャピタルSはドスローを後ろに構えて届かなかっただけ。京都金杯はトラックバイアスの援護こそあったが、ハイペース先行でやはり2着。この距離では全5戦とも着順以上の内容で走っている。タイプ的に中山マイルも緩さの残る馬場も絶好の条件。
ほか、重視したいのはディオ。ソウルラッシュと3/4同血で、こういう中山はいかにも合う。
パラレルヴィジョンの前走は時計こそいいが、メンバーレベルは目立たず、内で上手に乗られた感はあった。アスクコンナモンダは前走がイン有利の馬場でインを突いた4着。左回りベターのイメージもあり、中山替わりもピンと来ない。
穴っぽいのは何頭かいて、掛かり癖持ちの短縮になるアルナシームがその筆頭。エエヤンも条件は理想的なんだが、そもそも強いのか、という問題がある。