能力評価:★★★
得意条件:不明
臨戦過程:東スポ杯3着から間隔をとって中10週。初の右回り
《寸評》
新馬戦はスローの好位馬群で折り合い、直線抜け出すいい経験をしながら快勝。2戦目は東スポ杯に挑戦し、4番手から利口に競馬して3着。例年ほどレースレベルが高くなかった点と、前を捕まえきれなかった点に不満は残るが、センスの高さには非凡なものがある。
一応データ的な小ネタを挟んでおくと、東スポ杯は「関西馬受難」のレースである。失礼ながら、関東馬はその後あまり活躍しない馬でも上位にくるが、関西馬だとそうはいかない。これを逆手に、東スポ杯で掲示板を確保した関西馬の次走は【6-5-3-10】複勝率58.3%、単回427%、複回129%(過去10年)と馬券的な狙い目になる。
※参考
能力評価:★★★★
得意条件:不明だが、大箱の方がよさそう?
臨戦過程:新馬戦から中8週。早々に参戦を表明して順調に来た
《寸評》
新馬戦はインパクト大の内容。高速馬場の1000m通過62.0秒は遅く、阪神芝2000mらしいイン前決着……で終わるはずの競馬だったが、後方から4角5~6車線目あたりを進出して差し切った。ラスト11.7-11.5-11.3の加速ラップというおまけつきで、あのレースの中では二枚も三枚も上手だった。重賞が視野に入る勝ちっぷり。
コーナリングはあまり上手くなさそうで、外回りワンターンに替わるのは好材料。あとはまだ日本にアジャストしきれていない鞍上がどうか。
能力評価:★★
得意条件:不明
臨戦過程:ホープフルS敗戦から中4週で連戦
《寸評》
新馬戦は1000m通過63.4秒のドスローを逃げて上がり33.8秒での押し切り。レースレベルが極端に低いわけではないが、恵まれての勝利という感は否めない。
2戦目の野路菊Sも高速馬場とハイペースが作用して時計はいいが、ここに出走していた馬たちは以後、JRAの芝で【0-1-0-11】。フナデが5頭立ての紫菊賞で2着になった以外は全く通用しておらず、低調な相手関係だったと言わざるを得ない。ホープフルSも4角やや膨れたとはいえ、より大きな不利を受けた馬たちにも完敗。相手緩和でどこまでやれるか。
能力評価:★★
得意条件:不明
臨戦過程:若駒Sで賞金加算に失敗し、中1週での参戦。予定が狂ったのは否定できず
《寸評》
新馬戦はラスト11.6-11.3の加速ラップを踏んで4馬身差の完勝。見た目はよかったのだが……。2着以下馬はその後【0-0-1-11】の大苦戦であり、負かした相手のレベルには疑問が残る。
タフ馬場の若駒Sで3着に敗れ、賞金加算に失敗したため中1週での続戦。いい臨戦過程とは言い難い。見送りが妥当か。
能力評価:★★
得意条件:不明
臨戦過程:11月の京都マイルで新馬勝ち。そこから中10週で距離延長
《寸評》
新馬戦は1000m通過63.5秒という、中距離戦でもドスローというべきペース。イン追走から空いたインを抜け出し、最後は後続に迫られながらのクビ差勝ちだった。2着馬ナイトスラッガーも次走で勝ち上がるなど戦った相手は弱くなかったが、勝ち時計1.38.0ではなんとも。血統人気するタイプでもあり。
能力評価:★★★
苦手条件:2000m以上?
臨戦過程:未勝利勝ちから中9週
《寸評》
初戦はスタートから内にモタれ、折り合いにも苦慮。コーナーで外々を回るロスが多い競馬での敗戦だった。距離を短縮した2戦目は前進気勢に逆らわず好位を追走し、余裕たっぷりに抜け出してラスト11.6-11.4の加速でまとめた。負かした相手も2着馬、4着馬が次走で勝ち上がり、3着馬も次走で2着。なかなか粒ぞろいだった。
折り合い不安から距離が延びると乗り難しそうで、現状1800mがベスト。ここでも通用する素質がある。