10月25日の中央競馬予想
金曜は4打数1安打で勝ち。◎ビッグアメリカン7人気2着でなんとか一矢報いた。正直冴えない開催になってしまったけど、やられっぱなしで終わらなくてよかった。
さて、予告していた月額制メンバーシップについて、詳細告知を公開しました。その名も「競馬ナイトmore(モア)」。一応サロンページはもう見られますが、開設と募集開始は11月1日になります。
かいつまんで説明すると
①中身はおおむねこのブログとnoteの有料記事をミックスした内容+α
②月額3500円。初月は無料
③ただし11月中に入会した「初期メンバー」に限り、月3000円で永年利用可
の3点です。詳細は下記のブログ記事にまとめたのでご一読ください。JBC開催の船橋から拠点を移していくので、ぜひともよろしくお願いします!
【重賞】11月開設のメンバーシップ「競馬ナイトmore」について

※買い目は基本的に◎-◯のワイド
◆東京1
【予想の方向性】
東京ダートは内外フラットとする。ただし芝発走のマイルに関しては元々外枠優勢で、砂被り不慣れな馬ばかりの2歳戦ならその傾向が強まる。
逃げ経験馬ゼロ、これまで先行できていた馬も数えるほどしかおらずスロー想定。中~外枠の先行馬を狙う。
◎ケイアイアギト
デビュー戦は札幌ダ1700mの最内枠。道中は砂を被って進みがイマイチになりながらもなんとか堪え、直線はしぶとく伸びて2着争いを制した。一転、今回は東京ダ1600mの外枠に替わり、この上なくラクに先行させてもらえるメンバー構成。条件好転で順当に走る。
◯イナズマダイモン
デビュー戦はスローからラスト12.7-12.6と前が加速するラップで差し損ね2着。前走は逆に前後半47.4-51.5のハイペースで外々を回りながら先行し、まんまと後ろに食われてしまった。どちらも展開に反しながらよく走った。馬連で買うつもりだが、もしワイドでも2.5倍くらいつくならそっちで。
◆東京7
【予想の方向性】
逃げ候補となるのはジェイエルバース、マルセルテソーロ、ポッドボウ、マクミランテソーロあたり。とはいえ上記のうち2頭は地方からの転入、1頭は300m短縮であり、そこまで速い流れにはならないだろう。前に行ける馬を狙う。
◎マクミランテソーロ
現級で2着2回。3走前に1400mを使ったときはトクシーカイザー(現3勝クラス)の2着で、後続は5馬身離した。2走前は1000m通過推定60.8秒のハイ逃げで前全滅の競馬。前走もハイペースながら2角で鉄砲玉のようにマクってくる馬までいて、前に行った馬は壊滅していた。ここが絶好の狙い目。
◯メリディアンスター
初ダートにはなるが、母父ゴールドアリュールで父モズアスコット、半姉にニシノカシミヤという血統なら本職はむしろこっちだろう。砂を被らずに済む外枠を引いたのも好材料。
◆京都8
【予想の方向性】
京都芝はやや内有利とする。Aコースで8日目で本来は外に振れる頃合いなのだが、先週の秋華賞デーを見てもまだまだインが健在。雨の具合にもよるが、とりあえず内を意識する。
距離延長のメイショウヨゾラが逃げ候補筆頭。ほかオデット、キングスコール、リリーブライト、レッドベルアームあたりも前々で運ぶ。ミドル~ややハイ想定。中~内枠、差せる馬を狙う。
◎リカントロポ
京都芝1800m重馬場の未勝利を5馬身差圧勝の実績があり、コースも雨予報も上等。3走前は暑さが影響したそうで参考外。近2走はワンパンチ足りなかったが、そもそも自身の好走時は上がり34.9~35.8秒という馬で、33秒台の脚を要求されるとキレ負けする。今回は馬場的にも展開的にもフィットしてくる。
◯ネブラディスク
ハイレベルな世代重賞・共同通信杯4着、毎日杯3着の実績が光る。折り合いに課題があり、京都新聞杯は2ハロン延長&スローで引っかかってしまった。1800mに戻るのはいい。ちなみに春の時点で陣営から「本格化は先」とコメントが出ていた。ひと夏越しての成長にも期待。
◆京都9
【予想の方向性】
京都ダートは内外フラットとする。ジョータルマエが例によって徹底先行。ブリンカーが効きすぎているソウルアンドジャズが絡んでいき、ノボリクレバー、タガノマカシヤと続く。ややハイ想定。差し馬を狙う。
◎タイセイアディクト
年初にはアムールドパリ(現OP)と0.1秒差の2着、カズタンジャー(→マーキュリーC勝ち)と0.1秒差の2着で後続に5馬身差。現級突破目前の走りを見せていた。3走前は内有利馬場の13番枠から延々と外を回されたのが敗因であり、悲観しなくていい4着。そこからの3戦がピリっとしないが、今回はブリンカーを着けてきた。変わり身あれば能力自体は足りる。
◯タガノマカシヤ
典型的な砂被りNG馬。デビューから(ダートで)崩れた4回はいずれもスムーズな先行がかなわなかった。2走前は後方待機勢が1、3着に飛んでくる展開を前受け2着。前走は前後半4F48.2-51.1のハイペースを作ってしまってのハナ差2着。再度の外枠からもう少し普通に乗られれば。
◆東京9
【予想の方向性】
東京芝は異例のAコース8日目。ざっと過去を遡ってみたが、東京のAコースで8日目が施行されるのは2008年ヴィクトリアマイル以来のできごと。さらに雨予報まで出ており、さすがに内のメリットはないものと考える。
デンクマールが持ち前のスピードで自然とハナに立てば、競ってまで逃げたい馬はいない。ややスロー想定。中~外枠の先行馬を狙う。
◎ウイントワイライト
初芝だった2走前にレッドキングリー(東スポ杯でクロワデュノール、サトノシャイニングの3着)を撃破。それも好位から上がり32.9秒を繰り出した。京王杯SCのレコード決着同日とはいえ評価すべき数字。
前走の葵Sは内枠で出遅れて最後方から。道中はキックバックを嫌がり、直線は加速がついたところで詰まって急ブレーキをかける散々な内容だったが、それでも上がり2位タイで0.6秒差と大きく負けていない。五分に出て先行すれば他2頭の有力3歳馬にもヒケをとらない。
◯マテンロウサン
デビューは札幌芝1800mで圧勝したが、折り合い面からして本質的には1400mくらいがベスト。前走は出遅れ、前後半36.0-34.1のスローを抑えて後方待機という絶望的な状況だったが、直線カニ歩きしながらの追い込みで0.1秒差まで突っ込んできた。能力は高い。少頭数の外枠を利してもう少し前の位置で運んでほしい。
デンクマールはひいらぎ賞の数字、負かした相手(イミグラントソング)が物語る通りのいい馬。ただ前走が案外だった。休み明けの重め残りが敗因だと思うが、今回も陣営は「少し重い」と。全幅の信頼まではどうか。
◆新潟11
【予想の方向性】
新潟芝は内外フラット。先週が一応「開幕週」だったが、夏開催から1か月半程度の休養ではインの回復が限定的で、外差しもまずまず届いていた。
マイルから延長してくるウインアイオライトが逃げ。ほか何が何でもの逃げ馬はいないが、前走時3番手以内だった馬は7頭いる。ややハイ想定。差し馬を狙う。
◎タガノデュード
大混戦につき単勝勝負。4走前の烏丸Sは2着シャイニングソード、3着シェイクユアハートのハイレベル戦で4着と健闘した。ただ、母タガノミューチャンは全4勝を1400mで挙げた馬でもあり、2400mは若干長い感じがする。
距離を短縮した2走前は前後半61.7-57.5のドスロー前残り決着に上がり最速33.1秒で猛追して価値ある3着。前走は重賞に格上挑戦し、外枠から終始外を回される形でも0.5秒差とまずまず戦えていた。自己条件に戻る今回はチャンス。大外を堂々と伸ばしてくれれば。
◆京都11
【予想の方向性】
10頭立ての少頭数ながら、まず内からナムラエイハブやシルトホルンが先行。ショウナンマグマがそれを制して行き、さらに外からピースワンデュックが逃げる。ミドル~ややハイ想定。中~内枠、差せる馬を狙う。
◎ナムラエイハブ
春には難波Sでのちの重賞好走馬サブマリーナ&ラヴァンダから0.3秒差で走った。2走前の小倉記念はスタート後に躓いたのもあって8着。前走の新潟記念はメンバーレベルが高く、例年通り外差し有利なレースに。2枠4番から先行しての0.3秒差は胸を張っていい。2000mよりは1800mの方がベターで、馬場が渋っても大丈夫。条件好転&相手緩和。
◯センツブラッド
連を外したのはハイペースの前崩れに巻き込まれた京成杯だけ。白百合Sは前半1000m57.9秒のハイペースを前受けしてのアタマ差2着。ラジオNIKKEI賞2着はトラックバイアスの恩恵を受けた側とはいえ、勝ち馬と3着馬よりハンデが3キロ重かった点で一定の価値はある。古馬相手でもリステッドなら。
◆東京11 アルテミスS
【予想の方向性】
ルーチェフィオーレはコメント的に逃げる気がなさそう。マルガかハッピーエンジェルがハナだろう。ただしマルガは教育のため、ハッピーエンジェルは距離不安のため、どちらもガンガン押していくとは考えにくい。ややスロー想定。中~外枠の先行馬を狙う。
◎バースデイフライト
6月の阪神マイル新馬で3着。当時は数字的にさほど評価していなかったレースだが、後から見れば1着フェスティバルヒルが新潟2歳S3着、2着アルバンヌがサフラン賞勝ち、4着クールデイトナが次走勝利とレベルはまずまず高かった。前走は開幕週の中京マイル、前後半47.9-46.4のややスローで逃げ&2番手が残るところに、最後ひと伸びして差し切った。
ちなみにアルテミスSは過去10年いずれも①前走1600m以上、②前走上がり2位以内に該当する馬が勝っており、さらに③6~8枠も満たすと【7-5-4-15】複勝率51.6%、単回400%、複回139%。Bコース初週でこの傾向なのだから、Aコース継続の今年はなおさら外枠、末脚のある馬を狙うべきだろう。
◯マルガ
札幌芝1800mで2歳レコード勝ち。道中はずっと12秒前後のラップを刻み続け、最後まで11.9-12.1と大きく失速せずに乗り切った。3馬身差の2着馬も既に勝ち上がっている。いかにもワンペースなタイプで東京がどうかだが、前進気勢が強いのでマイルへの短縮は歓迎。
重賞なので他馬の評価も軽く。
まずフィロステファニが困った。新潟での新馬勝ちはドスローからの600mで、全体時計が遅すぎて良くも悪くも参考にならない。強いも弱いも判断できない。同日関屋記念より6.1秒遅い決着だった。2番人気なら切って勝負した方が期待値はある気がする。
タイセイボーグは新潟2歳Sで2着と健闘。あのレースはリアライズシリウスが騒がれているが、前後半47.8-45.6のスローなのに馬群が縦長すぎて、差し馬は総じてノーチャンスでもあった。あとは内がどのくらい使えるかの問題。
ルーチェフィオーレは前走がやや内有利馬場の中山マイルで3枠5番の絶好枠から逃げ切ったもの。条件に恵まれた面が大きい。「内容は初戦の方がよかった」という横山和生騎手の言には全く同意。
結構いい馬だなと思っているのがハッピーエンジェル。新馬戦はラスト11.7-11.4で軽々差し切り。福島芝1200mの2歳戦で「ラスト1F11.4以下かつ加速ラップ」というレースは昨年アブキールベイ新馬とコレしかない。ダリア賞もラスト11.2-11.1を踏んでタイセイボーグをしっかり負かしている。距離を不安視されてタイセイより人気がないのなら狙ってみても面白い。
