【中央競馬】サウジアラビアRC2025と当日他レースの予想

中央競馬予想

10月11日の中央競馬予想

『競馬ナイト+』2025年10月号発売中 馬券の心得載ってます

金曜は4打数2安打で快勝。ウインアイリーンもリコールガーもよく頑張りました。結局6日間通してあまり内外のバイアスが出ないまま終わった。南関にしては珍しい開催。重賞3連戦を仕留められなかったのが心残りだけど、開催トータルの成績はまずまず悪くなかった。

明日からの中央は3日間開催。まず先鋒をつとめるのがサウジアラビアロイヤルカップ。なんか嫌なレースなんだよな。3年前ノッキングポイントが飛んだのもびっくりしたが、ボンドガールが負けて、アルレッキーノが飛んだことにより最早なにも信じられなくなった。今年はゾロアストロが負けるわけない……はずなんだが。

※買い目は基本的に◎-◯のワイド

◆京都2

【予想の方向性】
京都ダートは内外フラットとする。新馬戦で逃げたゴールドアイリーンがまたハナを切りそうだが、この馬の前走は1000m通過65.1秒とかなり遅いペースだった。総じてテンのある馬が少なくスロー想定。ダートの下級条件ということも含め、前を狙う。

◎ヴォーカライズ
前走は初の右回りが影響してか、コーナーのたびに外に張る感じで勢いを失う走り。直線で多少は盛り返したが、ラスト2F12.5-12.4と前も止まってくれなかった。今回はブリンカー着用。前々で運べば。

◯カムアップローゼス
半兄にフォーチュンテラー、パラシュラーマ、ノットイナフという3頭のダート馬がいる血統。初ダートの前走からインで砂を被る形にもなんなく対応し、最後は12.5-12.4の加速ラップ逃げ切りに対してタイム差なしまで食らいついた。今回は勝てる。さすがにオッズが低そうなので馬連。

◆東京7

【予想の方向性】
東京芝は内外フラットとする。全くと言っていいほど先行馬がおらず、久々の芝でもシドニーホバートの逃げになるか。どうあれスローが濃厚。前を狙う。

◎シドニーホバート
芝の未勝利で2度の2着歴。その後ダートに転じて結果を出したが、兄姉にアメリカズカップ、キングオブドラゴン、コレペティトール、レディーヴァリューらがいて、ダート専門の血統ではない。むしろここ2走は砂を被って全く競馬にならないまま終わってしまったので、レースのしやすさという意味では芝がよさそう。展開利でなんとか。

◯スワローシチー
青葉賞7着馬。青葉賞は2~6、8、10~11着馬が次走の条件戦を勝ったハイレベル戦であり、こちらも1勝クラスに混ざれば能力は首位。スプリングSは雨で差しが届かない特殊馬場、その前の水仙賞は開幕週のドスローイン前競馬を外から差しての敗戦。近3走いずれも中身は悪くない。

◆東京8

【予想の方向性】
東京ダートは内外フラットとする。ただし芝発走の1600mに限っては元々コースの傾向として外枠にやや優位がある。内枠を引いたラヴアンドライクがおそらく逃げ。ほかにもスペシャリスト、メリーサウンド、ノーブルノワール、エポカスピーガ、コルヴィルなど(短縮ローテばかりとはいえ)先行馬が揃った。ミドル~ややハイ想定。中~外枠の差し馬を狙う。

◎パイシャオピン
東京マイルでは3戦して1着、2着、4着。未勝利勝ちはラスト11.9-11.6の加速ラップをマークして差し切り。3走前はメモリアカフェにクビ差まで迫っての2着。2走前がもうひとつだったが、内枠から道中かなり揉まれて、直線も外からフタをされるなどスムーズにいかなかった中での0.3秒差なら悲観しなくていい。

前走は1000m通過64.9秒のスローペースを最後方待機ではどうしようもないし、そもそも中山の1周競馬が合っていない感。東京替わり、外枠替わりで条件が一気に好転する。ここが絶好機。鬼単勝。

◆京都9

【予想の方向性】
逃げ馬不在、先行馬もほぼいないメンバー構成。12頭中10頭が前走で初角10番手以下という偏り方。さすがにスロー想定。前を狙う。

◎スマートカイロス
ゴーフロント。2走前は前後半4F推定47.3-51.9のハイペースを前目で粘った価値ある2着。前走は砂を被って道中の行きっぷりがイマイチになったが、なんとか我慢して5着。精神面での進境が見られた。とにかく逃げてほしい。右にモタれる面もあるようなので、逃げてラチ沿いを頼ればパフォーマンスも上がるのでは。

◯ドラゴン
ダ1800mの未勝利戦で1.5秒差の圧勝。その後はUAEダービーを除いてワンターンを使っているが、どれも流れに乗れておらず、距離が足りない印象。あと前走に関してはスタート直後に挟まれる不利があって、ほぼレースに参加しなかった。1800mの外枠でこの相手なら能力でねじ伏せる。下限2倍を目安に馬連変更。

◆京都10

【予想の方向性】
京都芝はやや内有利とする。これも前に行く馬が手薄で、枠なりにホーリーブラッサムがすんなり先手か。ゲートが決まればリリーフィールドも好位につける。ややスロー想定。中~内枠の先行馬を狙う。

◎ホーリーブラッサム
デビューから5戦4連対。唯一崩れたフィリーズレビューは前半3F33.2秒の超ハイペースで大敗も仕方ない。3走前は前半3F33.6秒のハイ逃げで、他の先行馬は振り切っての2着。2走前も前半3F33.2秒のハイ逃げで、差し馬には屈するも2着。ようやく常識がかったペースで逃げた前走は1:19.4の好タイムで2馬身差の完勝だった。能力高く、昇級も問題にしない。

◯リリーフィールド
昨年当コースでもみじS勝ち。春にはファルコンSでも3着好走の実績があり、2勝クラスに出走できるのはお得感あり。2走前は相手がルージュラナキラ(現OP)でクビ差の2着。前走は内有利馬場で出遅れ→大外ぶん回しになり、展開的に無理すぎた。ゲートさえ決まれば一騎打ち。多分平気だと思うが、これも下限2倍目安で馬連変更。

◆京都11

【予想の方向性】
何が逃げるのかハッキリしないメンバー構成。シンビリーブは中央だとゲートが遅いので、スマートリアファルの逃げにシャルクハフトあたりが続くか。スロー想定。前に行ける馬を狙う。

◎イデアイゴッソウ
浦和で魔改造を施されて中央に帰還した大器。2走前は翌日のマーチSと0.2秒差に迫るタイムでの6馬身差勝ち。当時の2着クラウンシエンタがその後3勝クラス3着、3着ドバイブルースも同2着と活躍しており、実質準OPレベルの相手をぶっちぎった。能力は相当に高い。昇級戦の前走は振るわなかったが、結果から言えばポジションが後ろすぎた。逃げた馬がラスト11.8-12.2でまとめる展開を4角15番手では無理。この馬も上がり3位の35.7秒を使っているが、34秒台で上がってこないと届かない位置だった。参考外。勝った時の先行策に戻してくれば圧勝まである。

◯メイショウズイウン
デビュー2戦目以降は9戦連続馬券圏内という堅実派。その間、伏竜S2着、ユニコーンS3着、不来方賞3着と世代のOP・重賞でも結果を出している。不来方賞は1着ナルカミがJDC優勝、2着ハグが同4着であり、そこでも間接的に株が上がる。ハンデは重いがそれでも信頼。

◆東京11 サウジアラビアRC

【予想の方向性】
2歳早期の重賞らしく、下級を逃げ先行策で勝った馬ばかりのメンバー構成。差せる馬を狙いたい……が、現状脚質が固まっていない馬ばかりで悩ましい。逃げなくても折り合えそうな馬のなかから、能力重視で買う。

◎チュウワカーネギー
世代最初の新馬戦を逃げ切った馬。当時は前後半51.0-45.2のドスロー逃げ切りで展開的にラクだったのは間違いないが、2歳6月時点で10秒台のラップを2区間続けられる脚力に一定の評価は与えたい。当時2着だったアンドゥーリルが次走で強烈な勝ち方を見せており、レースレベルも高かっただろう。普通に力を出し切れば。

◯ゾロアストロ
デビュー戦は勝ったディバインウインドが1:34.4の好タイムを出した上、こちらは出遅れも響いて2着止まり。2戦目は先行策から上がり32.9秒で快勝。当時負かしたジーネキングはその後札幌2歳Sでも2着に入った。

なにしろこの時の後半5F57.9秒というラップが素晴らしい。「2歳7月以前」「芝1800m以上」で「後半5F57秒台」というのはワグネリアン新馬、ジオグリフ新馬、クロワデュノール新馬に次ぐ史上4例目。当時の馬場が速すぎた分の割引はするにせよ、重賞をサクっと勝つレベルの馬だと思う。ワイドはさすがに1倍台になるので馬連。


他馬の評価も軽く…というかまあ『競馬チャンネル』さんで展望記事を出していて、そちらと特に見解の変化はないです。

結局は上記2頭とエコロアルバをどう序列付けるかだと思う。エコロアルバも時計とラップはいいんだが、いかんせん2着以下がその後【0-0-2-14】という惨状で。やっぱり開幕週の新潟、馬場が速すぎてどうも数字が甘く出すぎていた感はある。それはゾロアストロにも言えることだが。

まあ冒頭で述べた通り、ここ3年の経緯があってわたしはサウジアラビアRCを信じられなくなっている。あんまり金額を張るレースじゃないな、という感想です。

◆京都12

【予想の方向性】
ゴールデンカイトがこの枠なら先手主張。ガウラスパークも行く。ほか逃げたい馬こそいないが、レーティッシュは砂被りNGで出していくだろうし、チュウワチーフやサンライズブレイク、サンマルノヴェルあたりも先行する。序盤こじれてややハイ想定。差し馬を狙う。

◎モズタチアガレ
1400mで6戦して4着5回と、詰めの甘さはあるが能力的にはおおむね通用している。前走は前後半34.4-37.9のハイペース差し決着を内枠先行する形で展開に反した0.1秒差。ひと溜め効かせて。

◯レーティッシュ
典型的アメリカンファラオ。2走前は前後半34.3-38.4のハイペースを2番手で受け、直線で一度完全に抜け出す形も作った好内容の3着。一方、馬群に揉まれた前走は気分を害してさっぱり進まずに終わってしまった。力はあって、焦点は被されずに行けるかどうかだけ。欲を言えばもうちょっと外がよかった。

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