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BSN賞と当日他レースの予想

参加予定レース

小倉1、札幌1、札幌7、小倉9、札幌9、小倉11、札幌11、新潟11、新潟12

※買い目は基本的に◎-◯のワイド

金曜川崎は2打数ノーヒット。特段の感想もないけど、ちょっと展開の想定が雑だったかな。

爽快な穴馬券を引っかけたい土曜日。前後左右のバランスを意識しながら。

◆小倉1

◎スノーライトニング
ゲンヨウサイ以外はいずれも前走4着以下の手薄なメンバー。半分以上の馬が後方を回ってくるだけになりそうで、行ったもの勝ちのイメージ。

前走は出遅れから無理やり先行して大きくバテた。そもそも6月の阪神マイル新馬はレベルが高くなりやすく、今回は大幅な相手緩和。あと、レイデオロ産駒は最初ズブりすぎて大騒ぎになっていたけど、既に2戦した馬はラケダイモーン(新馬2着→未勝利1着)、マウリノ(6着→4着)、レイデラルース(12着→3着)といずれもパフォーマンスを上げている。もっさりしていて「新馬適性」がない父なのかも。使った上積みも見込んで。

◯ゲンヨウサイ

◆札幌1

◎リネンワルツ
逃げ想定のベアゴーゴーでも前走の前後半は35.0-34.5。そう考えると実は前がかなり手ぬるいメンバー構成で、400m短縮でもハナ切れてしまうんじゃないか。

新馬戦は12.6-11.2で先頭に立ったあと、12.8-13.6-12.8-11.3-10.7-11.7といくらなんでも緩めすぎた。良くも悪くも、単に力負けなのか、それともキレ負けしただけなのか判断がつかない。立ち回りでごまかしやすいコースに替わって。

◯ベアゴーゴー

◆札幌7

◎エマヌエーレ
北村友一にはなぜか追い込み馬と認識されていたようで、2走前は上がり最速34.0を使って届かず、前走は前後半37.0-35.3のドスローを引っ張って引っ張って控え、直線だけの競馬をして案の定届かなかった。

そもそも毎日杯5着、前半59.2を果敢に先行して踏ん張ったレースがベストパフォーマンスであり、わざわざ下げるような馬じゃない。モレイラ替わりで鬱憤を晴らすような結果が欲しい。

◯ラレーヌデリス
休み明けプラス26キロだった前走も直線一旦先頭の場面は作った。元はと言えばタスティエーラから0.6秒差だった馬。3着圏内には。

◆小倉9

◎ヒマワリクン
初戦も直線でジワジワ伸びを見せていたが、2戦目は出ムチを入れて積極策をとると、直線一瞬詰まってブレーキをかけるシーンがありながら、最後は馬群をこじ開けて3着を確保した。もうちょっと自発的に進んでくれるといいんだろうけど、能力はある。

馬名意味は「『ひまわり賞』での勝利を願って」。いいじゃない。

◯ユメカナウケン

◆札幌9

◎ナムラマイケル
器用さがなく伸びずバテず、わたし風な言い方だと典型的な「P持続型」の馬で、ローカルの2600m戦はこういう子が面白い。近2走はダートなのでまあ参考外として、注目はその前の新潟芝2200m未勝利。これは映像見るとスゴい。3角からゴール板までの間に致命的な不利を3回ぐらい受けている。芝の1勝クラスでもやれそう。

◯ウインルーティン
前走は終始行き場がなく、4角11番手。鬼脚で追い込んではきたが4着が精いっぱいだった。まあ、1~3着と5着が4角3・2・5・4番手という前残りだったので。運がなかった。仕切り直し。

◆小倉11

◎アルバミノル
ロックユアハートとラインガルーダ、クロデメニルがハナを争い、砂を被りたくないトーセンアランは内に入れてこない。つまり防波堤になる。プラチナムレイアーかアルバミノル、どっちかが理想の位置にいるでしょう。

でまあミノルの方かな。デビュー以来、ダ良馬場【1-0-0-7】、道悪【2-4-1-2】と脚抜きのいい馬場が得意な馬。これ書いてる時点で小倉ダートは不良らしく、その影響が残るようなら。

◯ロックユアハート
前走の57.2秒は小倉ダ1000mの良馬場レコードをマークしての3馬身半差勝ち。優秀。今回もハナは切れそうなメンバー構成と枠であり、行き切れば捕まらない。

◆札幌11

◎シルヴェリオ
WASJは外枠、あと関西代表を買うのがセオリー。芝の直線平坦コースでは【3-1-2-5】、坂あり【0-0-0-7】と適性のハッキリした戦績であり、初出走だが札幌は悪くない部類に入るはず。前走は出遅れからダラっと先行して垂れるだけの競馬になってしまったので、このタイミングでブリンカーを外すことも好感。あとはルメールにお任せ。

◯クライミングリリー
ド派手な末脚を持っていて、大箱が合いそうなのに左回りはてんでダメ(8着、5着、13着、11着)。必然的に右回りの差し競馬専門になってしまうストライクゾーンセマ娘だが、今回はその狭いゾーンに入ってきそうなレース条件。

◆新潟11

◎ブルベアイリーデ
先週の新潟ダートは内受難、外有利の傾向だった。ある程度継続している想定で、Gパラディン、サンマル、ヘラルドあたりがやりすぎちゃった世界線を狙いたい。

デムーロ騎乗時【2-2-2-3】の好相性コンビで、夏の新潟ダ1800mは2戦してレパードS4着と一昨年のBSN賞圧勝。古豪健在を示せるとすれば今回。じっくり運んでほしい。

◯ヴァンヤール
かなり力をつけてきましたね。近2走で先着された相手はグロリアムンディ、ハギノアレグリアス、プロミストウォリアとどれも重賞を複数勝つレベルの面々。リステッドのハンデ戦に出て57キロで済むなら信頼していいでしょう。

◆新潟12

◎パノティア
2走前は前半33.8の流れをちょっと持ってかれ気味に進出して行って、直線半ばで先頭に立つ場面も作っての2着。1200mなら……と思うよねえ。新潟芝は今開催まだ雨のなかで競馬をやっておらず、内が生きている。締まったペースの千二、多頭数ならなおさら。イコノスタシスを尾行するような形になれば。

◯イコノスタシス
フェアリーSは内有利馬場のハイペースを外前走って8着。フィリーズレビューは大出遅れで終戦、前走は暴走機関車になってしまった。短縮はよく、あとはゲートを無事に出てくれ。

鈴木ユウヤ

東大卒競馬ライター。中央競馬、南関東競馬を中心に情報発信している。単勝&ワイド。攻めて勝つ。