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札幌記念、北九州記念2023と当日他レースの予想

参加予定レース

小倉4、小倉9、小倉10、新潟10、小倉11、新潟11、札幌11、新潟12

※買い目は基本的に◎の単勝と◎-◯のワイド
 金額は単:ワ=2:3が目安

土曜は8打数1安打。大火事になりかけたところをエリダヌスに救われ、かろうじてボヤで済んだといったところ。狙いが総じて後ろすぎた。

日曜は札幌記念。なんだかんだここ5年で4度正解している得意レースだが、今年は内枠だけでも候補が5頭ぐらいいて悩ましいところ。よろしく頼みます。

◆小倉4

◎ホウオウマーメイド
芝発走でもダート発走でも二の脚はかなりスピーディなものを持っており、この枠であれば逃げ(あるいはブルジュドバイの外2か)が可能と見て。MYBだが母サウスティーダは芝で3勝クラス2着など活躍した快速馬であり、実は芝馬でした、という方に賭けたい。

◯コスモグングニール
2歳時には2着2回。その時の勝ち馬は既に1勝クラスを突破したスカイロケット、1勝クラスで3着2回マルクパージュで、ちょっと相手が悪かった。前走は長期休養明けで外差し馬場のハイペースを逃げてガス欠。このレースで一緒に前にいったユハンヌス、ゴーマックスは次走で勝ち上がっている。そんなわけで上積みは大きいものの、枠の分で2番手まで。

◆小倉9

◎ニシノデフィレ
昨夏の秋吉台特別でクビ差だったシゲルカチョウは現3勝クラス。前々走の勝ち時計1.07.6は同日2勝クラスのエイシンスポッターより速い時計だった。長期休養明け、中京での中団待機だった前走はあくまで叩きの一戦であり、実績のある小倉替わり、最内枠ゲットの今回が狙い時。

◯トールキン
近2走は控えて手も足も出ず。折り合い難があり、現状は序盤流れてくれる小倉が唯一のオアシス。外枠勢もガンガン来るだろうけど、あっさり引くといいことないと思いますよ。

◆小倉10

◎コンスタンティン
ワンペースな面のあるローカル巧者。2走前三条Sは牝馬限定ながら3着、4着馬が既に3勝クラスを突破しているハイレベル戦を外枠先行しての5着だった。他の人気馬が総じて後ろから行く馬なので、前々でロスなく立ち回れば。

◯フルヴォート
甲州街道特別は勝ち馬ワールドタキオンが次走エルムS2着、4着ライラボンドも次走勝利。内で溜めて外から差そう。

◆新潟10

◎グランドライン
先行馬多数の組み合わせ。「内中」か「内後」で無駄足を使わなかった馬に好機が巡ってくると見て。ダートや不良馬場を除けば堅実に脚を使っているが、機敏に動けるタイプではなく、小回りの千八にこだわってきたローテには疑問符。延長はいいはず。

◯リビアングラス
京都新聞杯はドスローの逃げで展開が向いたと見る考え方もあるだろうけど、個人的にはもっと消耗戦に持ち込んでこその馬だと思っている。不得意な展開でキレ負けしたが、それでも重賞3着という点を評価したい。ハイペースでも望むところなので、同型がいることはマイナスにならないですね。

◆小倉11 北九州記念

◎サンキューユウガ
去年のボンボヤージがなぜ来たんだろうか、とか色々考えていくと、小倉適性や夏適性を考えていった方がいいかなと。一応こっち(https://keiba-night.com/jrayosou/1275)にも書いておきました。

猛暑の小倉で走れる担保がある馬から、かつ18頭立てで内有利のトラックバイアスなら枠が重要。となるとここか。3勝クラスでは1400mやダートばかり使われて結果が出て来なかったが、ベスト条件に戻ってCBC賞で好走。ハンデも1キロしか増えていないし、再度立ち回りの巧さでごまかせる。

◯ママコチャ
安土城Sは後続を一蹴。ラスト10.8-11.0の秀逸な脚で3馬身離した。同3着ビューティフルデイも次走パラダイスSを制しており、相手も決して弱くなかった。

久々の1400m戦となって前走ですら序盤行きたがるシーンを見せており、かなり短距離型へシフトしてきた印象。今ならさらなる短縮も悪くないはず。

◆新潟11

◎スワーヴシャルル
出来れば揉まれたくないミスズグランドオーが内から主張するも、チェイスザドリーム、シンシティあたりが加わって序盤は流れる。新潟ダ1200mのハイペースは外ぶん回しにも厳しく、有利度は「内中」>「内後」の順。

両刀使いのような顔で芝やダートを行ったり来たりしているが、ベストはこの新潟ダ1200m【3-2-0-0】。越後Sはハイペースを前受けからしのぎ切っており、57キロのハンデなら。

◯デュアリスト
2走前はどん詰まりで可哀そうなことに。OP特別の1200mなら地力上位のところは見せており、行く馬を行かせて二列目からチョイと。

◆札幌11 札幌記念

◎ダノンベルーガ
昨年の皐月賞は伸びない内を捌いて僅差4着、天皇賞は2番手以下ドスローの展開で、イクイノックスと相似の競馬をして0.2秒差3着だった。GⅠタイトルこそないが2000m近辺で現役トップクラスの能力があることは間違いない。

このレース自体、Cコース替わり週で内が有利になる年が多い。ノームコアやペルシアンナイトのように、インの中団で溜めて瞬時に加速できる馬が恵まれる。今年のメンバーで最も適任なのがこの馬だろう。

◯シャフリヤール
謎の前日5番人気で、思わず飛びついてしまった。3歳秋ジャパンCから一貫してGⅠだけ使われていることもあって戦績はキレイじゃないが、ソーヴァリアントやプログノーシスより人気がないのはさすがに。

最内枠かつルメールで匂いを漂わせているソーヴァリアントだが、近2走は内容的にもさっぱり。一度心房細動をやっている馬だし、本気で走ることに対して気持ちが向かなくなってしまっている可能性がある。過剰人気感が否めない。

ウインマリリンは2000mの牡馬相手だと、昨年ぐらい特殊な消耗戦になってくれないとやや見劣りする。6番人気ならヒモに入れておくか、ぐらいの評価。

ジャックドールは死角が少ないが、大阪杯はコース形態を上手く利したペースメイク。この馬自身のパフォーマンスが昨秋と比べて大きく上がっているワケではなく、それでいて秋天で先着を許したダノンベルーガとこのオッズ差ならあまり妙味がないと見た。

内枠なら買いたい三銃士を連れてきたよ、の3頭はこぞりて外枠。トップナイフ、ラーグルフ、ヒシイグアス。さすがに分が悪く、これもヒモまでかな。

◆新潟12

◎フリッパー
おそらく前残りなんでしょうね、という感じの出馬表。2走前東京はサンライズジーク、ブレイゼスト、フィンガークリックら骨っぽい相手の5着。前走は福島ダ1700mの雨馬場、内有利のバイアスがある中、(昨日2勝クラスも勝った)ゴールドバランサーの逃げに外3から挑んで跳ね返された形。

1800mなら2・3番手あたりまで取りに行けるので、この相手関係なら押し切れるでしょう。

鈴木ユウヤ

東大卒競馬ライター。中央競馬、南関東競馬を中心に情報発信している。単勝&ワイド。攻めて勝つ。