参加予定レース
『競馬ナイト＋』12月号 「有馬記念徹底分析号」が発売中です！
中京9、中山9、中山10、中京11、京都11、中山11、中京12、中山12
※買い目は基本的に◎の単勝と◎－◯のワイド
金曜は3打数1安打で負け。今開催は手も足も出ず、馬場変化に対応できずじまい。まあ仕方ないね。砂厚変更なんてイベントそうそうあるもんじゃないし。イレギュラーな敗戦と割り切って気持ちを切り替えよう。年末やり返しますわ。
気を取り直して土曜の中央へ。京都の芝がだいぶ摩訶不思議ワンダーランドという感じになっている。中山＆中京に軸を置きつつ。
◆中京9
【予想の方向性】
中京芝は内有利とする。前走逃げた馬が4頭、3番手以内だった馬がさらに4頭いる構成でハイペース想定。内枠の差し馬を狙う。
◎ピコローズ
シンガポールTC賞は2着馬が次走V、3着馬がファンタジーS2着、6着馬が福島2歳S勝ちとメンバーレベルがまずまず高く、そのなかで不利な最内枠から4着なら価値がある。前走はスタート直後に隣枠の馬と接触して後方に回り、上がり最速も届かず。とはいえ着差は0.3秒しかない。発馬五分なら好勝負。
◯ウォーターガーベラ
新馬戦では直線半ばで進路を失いながら対ビップデイジーの0.2秒差。2戦目で勝ち上がり。ファンタジーSは不良馬場の内目馬群でキックバックをモロに受ける形。陣営曰く、塊が当たったことで目の外傷があったとのこと。参考外でいいだろう。良馬場に戻って。
◆中山9
【予想の方向性】
中山芝は内外ほぼフラット。前走逃げていた馬がカンシン、サウスバンク、マキシマムドライブ、レイピアと4頭いるが、カンシンとサウスはそれぞれ前走34.9秒、34.5秒の逃げで、マキシマムはダートからの転戦、レイピアは抑えて乗る戸崎騎手。フタを開けたら意外と流れないイメージ。前目につけられる馬を狙う。
◎セイウンビッグバン
福島芝1200mでのデビュー戦は4番手追走から手応えよく先団に並びかけ、直線は余裕で突き抜ける強い競馬。ダリア賞は評判馬プリティディーヴァに屈したが、後続は4馬身離した。前走は前後半38.4-33.1の超おさんぽペースでノーカウント。右回り1200mで見直す。
◯レイピア
福島2歳Sは前後半34.0-36.7の差し有利な展開を作ってしまった分の負け。スピードに秀でる反面、少し突っ込みすぎる面がある。脚を残して乗ってくれる戸崎騎手への手替わりは魅力。
◆中山10
【予想の方向性】
中山ダートはフラット～やや外有利とする。内からグランフォーブルが主張し、外からエコロアイが加わっていく。先行型はこの2頭＋アロットドリーム、トーアアイギスくらいで、このコースとしては前が多くない。ミドル～ややスローペース想定。中～外枠の先行馬を狙う。
◎トーアアイギス
岩室温泉特別で負かしたインユアパレスはその後連勝でOP入り。前走はダート6戦目にして初めて内で砂を被る形になり力を出し切れずに終わった。外枠替わりで。ハンデも手ごろ。
◯アロットドリーム
ダ1200mでは【2-2-3-1】。唯一の着外も差し競馬を先行しての4着と内容は悪くない。2走前は2-4着に差しが台頭するのを尻目にハイペース先行押し切り。前走も2着ボナンザ、4着エティエンヌ、5着ジュンウィンダムがその後OP入りするハイレベル戦の3着であった。
◆中京11 中日新聞杯
【予想の方向性】
大幅短縮のマテンロウレオとエリカヴァレリアを除くと、逃げ候補はベリーヴィーナス藤懸とデシエルト岩田の2頭。（よりによってこの二人なのが気にならないでもないが……）一応ややスローペースと想定しておく。中京芝2000mはざっくり言えば前半1000m上って後半ほぼ下りという形態で、イン前で決まりやすい。中～内枠の先行馬を狙う。
◎マテンロウレオ
左回りでは【1-1-0-1】、中京芝2000mできさらぎ賞勝ち、中日新聞杯2着の実績がある。右回りだと右にモタれ、内ラチ沿いに頼る形でないとパフォーマンスが出ない。密かにサウスポーだと思っている。年初の中山金杯で58.5キロながら0.4秒差、それも鞍上曰く「何度も不利を受けた、これでは競馬にならない」という中で善戦しており、ローカルGⅢに混ざれば力が上。人気も落ち始めた頃で絶好の買い時。
◯コスモキュランダ
弥生賞はレースレコードで後のジャパンC2着馬を撃破。皐月賞タイム差なし2着、ダービーは不得手な瞬発力勝負で6着、セントライト記念はトラックバイアス逆行で2着。準GⅠ級の能力を持っている。菊花賞で本命を打ったが、出負けしたあと追ってリカバーしたことで折り合いが崩壊し、よくもないインに潜って位置取りも悪化。レースにならなかった。結果的には距離も長かった。2000mで仕切り直し。
ほか、枠順含めて重視サイドはキングズパレスとデシエルト。トーセンリョウとかロードデルレイみたいな「東京で33秒台前半の上がりが使えます！」という資質は、このコースだとあんまり役に立たないんですよね。「左回りの中山」だと思って予想する。これがテーマ。
◆京都11
【予想の方向性】
京都芝はもはやカオスだが、ワンターン外回り使用のマイルはさすがに外有利でとりたい。セッタレダストの単騎逃げにセッションがいるくらいで前は手薄。スローペース想定。外枠の先行馬を狙う。
◎セッション
輸送が苦手らしく東京＆中山では【0-0-0-4】だが、京都＆阪神では【2-2-1-1】とほぼ崩れていない。着外1は稍重馬場の前半34.1秒を先行したマイラーズCで、これも展開不利と片付けていい。2走前は距離不適＆トラックバイアス逆行、前走はブリンカー裏目。Bを外してマイルに戻す今回が買い時。負ける気せえへん地元やし。
◯キープカルム
ロードカナロア×サクラバクシンオーという血統ながら春まで中距離でも頑張っていた3歳馬。マイルへの短縮初戦は上がり32.7秒を使って2着、その後2連勝と距離適性の高さを示している。OPにしてはメンバーもやや手薄。引き続き信頼。
◆中山11
【予想の方向性】
初角まで近い1800ｍは気持ち内枠に寄せる。ウィステリアリヴァとホウオウプロサンゲが先手主張、さらに1400ｍを使ってきたトラベログがハナを示唆しており、これが外から強引に行けばペースは上がる。ややハイペース想定。中～内枠、一列引いた辺りからの差しを狙う。
◎ディオスバリエンテ
泣きの1回。ハイレベル戦の昨年元町S0.5秒差、節分S2着、新潟日報賞8着があり、このクラスでも通用の土台はある。が、去勢効果が薄れてしまったのかもしれない。半弟グランディアも小回りで狭いところに入った方が真面目に走るタイプであり、こちらも中山の内枠でもう一度だけ狙ってみたい。ブリンカー効果あれば。
◯デコラシオン
昨年このレースで2着。ボーンディスウェイとタイム差なし、グランディアに先着を果たした。いかんせんソラ癖があって真面目に走らないが、2走前には単独トップハンデを背負って内有利馬場を外進出し3着など、能力そのものはクラス上位。2-3着を拾ってほしい。
◆中京12
【予想の方向性】
アイルドリアンの単騎逃げ。ほか、近5走に逃げ歴があるのもスプリングデイの1回だけというメンバーで前が手薄。スローペース想定。内枠の先行馬を狙う。
◎ノースディーバ
久々に芝1200mを使った前走が0.2秒差の5着。1-4着いずれも外から伸びた馬であり、トラックバイアスが向かない中で健闘した。中京芝1200mは「内枠のデカい馬」が強く、過去1年「1～6番×馬体重500キロ以上」は【4-3-4-12】複勝率47.8％、単回179％、複回114％。よさげ。
◯ガットネロ
2走前には1400m戦で前後半33.8-34.6のハイペースを外目先行、直線半ばで一時は抜け出す場面を作っていた。1200mに転じた前走は内目を突いて手応えよく伸びてきたが、直線半ばで前塞がる。ブレーキをかけての0.3秒差3着。クラス卒業のメドは立った。
◆中山12
【予想の方向性】
久々に1800mを使うセイウンハルカニが先手主張。しかしジャックパール、ササヤキ、シゲルカミカゼ、ホウキボシ、カンジなど逃げ候補は多く、そして外枠に偏った。序盤の争いで勢い付いてややハイペース想定。中～外枠の差し馬を狙う。
◎アラレタバシル
中山では【1-2-0-0】、伏竜Sタイム差なし2着の実績がある。左回りは苦手で、3走前と前走は参考外でいい。コース替わりで即反撃。
◯ゴールドアローン
こちらも中山では【2-1-1-2】の好成績。3月に当地で4着だった時の相手はピュアキアン（現3勝クラス）、アムールドパリ（2勝クラス2着）、メイプルタピット（現3勝クラス）と非常に強力。戦ってきた面々をモノサシにすれば現級通用のメドは立っている。
