参加予定レース
『競馬ナイト+』10月号発売中!
東京8、新潟10、東京10、新潟11、京都11、東京11、京都12、東京12
※買い目は基本的に◎の単勝と◎-◯のワイド
金曜は3打数1安打で勝ち。本命馬の連対率9割超えという、自己ベストくらいに絶好調の開催だった。
さて中央へ。先週の馬場をパソコンに穴が開くまで見直したんだけど、バイアスらしいバイアスがないですね。こういう日は的が絞りづらい。心して臨もう。
◆東京8
【予想の方向性】
東京ダートはフラット~やや内有利とする。トウカイファクター、シャープソーン、サフランヒーロー、ロイヤルダンス、マイネルサハラ、ストレングスなどなど先行馬多数でハイペース想定。中~内枠の差し馬を狙う。
◎メイショウミシガン
バイオレットSで0.6秒差6着、ハイレベル戦の5月18日アレ組で3着の実績があり、2勝クラスに混じっても地力上位。前走は自分以外の上位は完全なる行った行ったの決着をイン後方から伸び、最後は進路を失いながら0.2秒差まで詰めてきた。スムーズに捌ければ。
◯ミラキュラスライト
3走前には先日3勝クラスを突破したロードフォンスから0.4秒差。前走は2-3着馬がその後2勝クラス勝ちとそこそこメンバーレベルが高く、そこでの0.9秒差なら悪くない。一転、今回は1勝クラスを勝ったばかりの馬や、2勝クラスで頭打ちになっているメンバー構成で相手緩和。展開も味方に圏内あっていい。
◆新潟10
【予想の方向性】
新潟芝は内外ほぼフラットとする。テーオーダグラス、マイネルビジョン、タケトンボ、アスクナイスショー、タガノチュールなど先行馬がまずまず揃ってミドル~ややハイペース想定。差し馬を狙う。
◎ヴィレム
プリンシパルSは上がり最速33.1秒の追い込みで0.3秒差4着。当時の勝ち馬は毎日王冠6着と善戦したほか、2-3着馬は既に2勝クラスを突破済み。こちらもローカルの2勝クラスなら能力的に一枚上手だろう。前走は内有利の馬場で外々を回っていたし、道中の折り合い、ラストの止まり方を見るに距離が若干長かった。短縮で。
◯ショーマンフリート
2走前の1勝クラス勝ちは同日の古馬1勝クラスより0.7秒速い勝ち時計。2着馬ラスカンブレスもその後1勝クラスを突破していて、レベル的には上々だった。前走はもう枠に尽きる。ラジオNIKKEI賞の8枠は無理ゲーで、外々を回されながら5着なら頑張ったで賞をあげたい。
◆東京10
【予想の方向性】
内からダスク、ベルウッドグラスが揉まれない形を求めて主張。ホウオウフウジン、ペイシャモノノフが外から競りかけていく。ややハイペース想定。中~内枠の差し馬を狙う。
◎ビップスコーピオン
東京ダ2100mでは【3-1-2-2】でいずれも4着以内とコース相性がいい。2走前は不得手な右回りでノーカウント。前走は早仕掛けの差し競馬で展開自体は向いていたが、さすがに4角で外を回りすぎた分、ラスト甘くなった感じ。少々もったいなかった。ベスト舞台でもうひと押し。
◯ダノンブレット
人気が想定されるオメガタキシードとは昨年12月の竹田城Sで対戦し、こちらが5馬身先着を果たしている。前走は手替わりで以前のようなじっくり溜めるスタイルに戻し、上がり最速の追い込みを見せた。引き続きノリさんで。
オメガタキシードはルメール騎乗もあって人気になるようで、実際強い馬だと思うんだけど、お母さんのパーティードレスは1200~1400mがベスト、ギリギリ1600mの馬だったし、そこに父ハービンジャー。あんまりダートのステイヤーって感じがしませんよね。この距離はどうなんでしょう。
◆新潟11
【予想の方向性】
千直でもハナを切れるジャスパーノワールがいて、ほかアドヴァイス、マイネルレノン、ショウナンマッハ、プロスペリダード、エイシンエイト、シロン、サウンドブライアンなど先行馬多数。ハイペース想定。差し馬を狙う。
◎ツインクルトーズ
芝1200mを初めて使ったのが今年の4月福島だが、その時は内有利の馬場で外々を回り、直線では不利まで受けながら0.7秒差。4走前は出遅れと荒れた内に突っ込んだ分が響いての大敗だった。前走は前後半34.9-33.6のスローペースで前を差せなかったもの。今回は自然に流れが向くだろうし、ハンデ54キロも1キロお得感がある。
◯ランドオブラヴ
折り合いが難しく、前に壁を作って運ぶのがマストになる馬。それを象徴するように1~3枠【3-1-2-1】に対し、それ以外【0-1-0-4】という戦績になっている。内枠巧者。前走は超高速馬場とはいえ勝ち時計1:06.8はまずまず優秀。翌日3勝クラス(1:07.3)を全体時計、上がりともに上回った。昇級は問題なく、しかもハンデの利もある。
◆京都11
【予想の方向性】
京都ダートは内外ほぼフラットとする。ロードエクレールがハナ主張で、ほかあえて逃げにこだわる馬もいない。すんなり隊列決まってややスローペース想定。前を狙う。
◎ロードエクレール
典型的な砂被りNG馬で、2走前は前に馬が入った瞬間あからさまに頭を上げてブレーキをかけていた。理想はハナ、少なくとも砂を被らない番手を取ることが最低条件となる。前走は久々にいい形になったが、さすがにエンペラーワケアは強かった。今回はそういう難敵がいない。逃げ切れる。
◯サトノテンペスト
以前よりマシになったがこちらも極力砂を被りたくないタイプ。ダートでの枠別成績は1~4枠【2-0-0-7】、5~8枠【2-3-1-4】と分かれている。外枠を利して気分よく運べればOPで勝ち負けの力はある。
◆東京11 富士ステークス
【予想の方向性】
東京芝は内外ほぼフラットとする。最内のバスラットレオンが単騎逃げっぽいメンバー構成。近走差す競馬をしてきた馬が多く、スローペースが濃厚。前を狙う……といいたいところだが、展開利込みでも上位人気勢を逆転できそうな先行馬が見当たらず……。
◎セリフォス
9度目のライバル対決。ざっくり言えば「スローの切れ味勝負に強いのがセリフォス」で「ハイペースや道悪の消耗戦に強いのがソウルラッシュ」と解釈している。昨年マイルCSはハイペースかつ直線追い風の差し有利なコンディション。それを引っかかりながら先行し、4角では初の京都に対応できず、やや外に張ってもいた。0.4秒差8着はむしろ地力の証明と言ってもいい。マイラーズCは道悪でまたもソウルラッシュ有利な条件。この2敗は仕方ない。
安田記念で先着されたことだけが不満。とはいえ、まあ展開としては4角15番手から上がり33.0秒を使って差し届かずなので、参考外といえば参考外ではある。変に下げることなく乗ってほしい。
◯ジュンブロッサム
良馬場の1600mでは毎度毎度32秒台中盤~33.1秒くらいの鬼脚を使い続けている。前走は内枠と出遅れが重なってああいう位置になり、前後半35.4-33.3のドスロー前残りを差し損ねた。2走前川田騎手がやっていたように、別にシンガリからしか競馬ができない馬ではない。この相手とも渡り合えるポテンシャルの持ち主。
以下、軽く補足を。
富士SはGⅡ昇格(≒別定による加増が緩和された)に伴って、以前にもまして安田記念組が優勢になった。日本のマイル最高峰である安田記念と、関屋記念~京成杯AH戦線から来るようなメンバーでは戦ってきたレースレベルが違いすぎて、大敗馬でもポンポン巻き返してくる。ソウルラッシュ、レッドモンレーヴはもちろん、エアロロノアすら警戒したい。それでも2番手にジュンブロッサムを置いたのは、それだけこの馬を高く買っているという意味合いです。
展開想定からすれば先行馬を選びたかったんだけど適任が見当たらない。上がかなり強い。バルサムノートは左回り限定でまずまずやるのでちょっと考えたんだけども。さすがにココだと足りないかな。パラレルヴィジョンはダービー卿が上手く行きすぎた感。
これを書いている夜間で3番人気がジェイパームス。急激どころじゃない相手強化だし、上級条件での去勢初戦って本当に走らないからね。マイルへの短縮が大歓迎というタイプでもない。
◆京都12
【予想の方向性】
ロープスピニング、プリンセスカレン、ルアル、オースミメッシーナなどの先行馬を外からセッテイロクが制してハナへ。1000mでも逃げられるほど速い馬なので、ハイペースを誘発するだろう。差し馬を狙う。
◎ツークフォーゲル
2走前はやや内有利の馬場、自分以外はおおむねインでロスなく立ち回った馬が上位を占めるところへ、外を回す追い込みで2着まで伸びてきた。現級突破は近い。前走は休み明けに加え、4角で前が上手くバラけず、直線入り口で最後方まで下げて外に持ち出す形に。さすがに前が遠かった。スムーズなら。
◯ルクスメテオール
2走前は距離、展開、左回りいずれも向かなかったような競馬で参考外。前走はおそらくハイレベル戦で、勝ち時計1:10.7は同週のOPながつきSと0.1秒差しか変わらず、3着馬が次走2着、7着馬が次走勝利を収めた。そこでの2着を評価。
◆東京12
【予想の方向性】
マードットソラーレの単騎っぽいメンバー構成。わざわざ競りかけそうな馬もおらず、ややスロー想定。前目につけられる馬を狙う。
◎ボルケーノ
1年4ヶ月ぶりの実戦だが、オッズ的に楽しめるのは今回と見てあえて狙う。2歳6月東京マイル新馬を1分34秒台で勝った馬はステルヴィオ、グランアレグリア、ボンドガール、ゴンバデカーブース、ボルケーノの6頭だけ。新馬戦の2着コスモブッドレア、3着レガーロデルシエロはどちらも現在3勝クラスまで出世しており、こちらも当然もっと上のクラスを目指せるはず。コメントを読むに仕上がり不安もないらしい。
◯フォルラニーニ
3走前は2着馬コスモキュランダから0.2秒差。2走前は敗れこそしたが、勝ったカニキュルの1:45.3が同コースの1勝クラス史上最速であり、レベルが高かったと見ていい。前走は道中で折り合いを欠いた。ルメールに戻って。