『競馬ナイト+』2025年1月号を発売しました
オリジナル競馬Webマガジン『競馬ナイト+』の1月号をnoteにて販売開始しました!
今月は新年一発目に相応しく、2024年のデータを振り返って優秀だった「新種牡馬」と「ルーキー騎手」を特集しています。
ほか、昨年のGⅠレース振り返り、重賞レースのデータ分析、今年のダート三冠&南関牝馬クラシック展望、2重賞の舞台となる中京芝1600mの攻略法など、エンタメとお役立ち情報を詰め込んだ一作になっております。
ぜひご購読ください!
(以下冒頭部試し読み)
1.編集前記
あけましておめでとうございます。鈴木ユウヤです。
旧年中は多大なるご愛顧を賜り、誠にありがとうございました。今年もよろしくお願いいたします!
また勝負の一年が始まる。昨年末に公開した「『競馬で勝つ方法』徹底考察」でも触れたが、馬券で年間収支がプラスになる人の割合は非常に少ない。つまり多くの(回収率100%超を目指す)馬券野郎にとって、年が切り替わるというのは一種の「救済」ともいえる。
ひとつの戦いが終わり、また新たな戦いの火蓋は既に切られている。「一年の計は元旦にあり」とはよく言ったもので、いかに良質な年初を過ごせるかがその年の明暗を左右する……と信じて行動することが、小さくても着実に一歩、人生を前に進めるのだ。
そして馬券に限った話ではないが、年始というのは一度立ち止まって前年を振り返り、新たなトレンドに思いを馳せるのに相応しい時宜である。
今月号の「馬券の買い方研究」は2024年の各種指標が優秀だった「ある新種牡馬」の紹介に紙面を割く。POGでも馬券でもきっと我々を助けてくれることだろう。ちなみにナダルではない。
ほか、2024年のGⅠレースを振り返る特別コラム、重賞レースの攻略データ、南関東クラシック展望、「最多勝利新人騎手」のタイトルを獲得した高杉吏麒騎手の傾向分析など、年初らしいフレッシュな話を詰め込みました。
ともにロケットスタートの1月をつかみ取りましょう。ぜひ楽しんでいってください!
2024年1月1日
鈴木ユウヤ
2.馬券の買い方研究 ナダルより優秀?「あの新種牡馬」にお年玉を貰おう
◆ナダル旋風の陰で……
2024年も多くの新種牡馬がデビューした。新種牡馬リーディングを獲得したのはサートゥルナーリア。2位ナダルも最終週までこれを追い、僅差での決着となった。特にナダルはダート戦での活躍ぶりが目覚ましく、JRAダートでは勝率3割超と旋風を巻き起こした。
しかしデータ(以下、12月27日時点)を見ると少し話が変わる。サートゥルナーリア産駒は単勝回収率62%、複勝回収率55%と人気に比して走っているとは言い難く、ナダルも単回72%、複回61%と平凡だ(ダートに限れば単99/複81まで上がるが)。
実はサートゥルナーリア、ナダルよりもっと優秀な新種牡馬がいる。今回はその種牡馬を紹介し、特にオイシイ「買い時」をデータで確認しよう。