6月8日の中央競馬予想

※買い目は基本的に◎-◯のワイド
土曜は8打数ノーヒット。2回のワイド1-4着は痛かったが、まあ総じて予想が悪かった。頼もしいはずの3歳馬が次々コケてしまったのもあるし、前受け希望で買った馬が後ろにいすぎた。出遅れのハードワイヤードは仕方ないとして、エボルヴィング、タイセイウォリアー、ヤマニンアドホックとかねえ。
反省を踏まえて日曜へ。GⅠもフェブラリーS~皐月賞までポンポンと当たった後、ちょっと止まっているのでね。そろそろ仕留めたい。いや、仕留めよう。
◆阪神8
【予想の方向性】
馬場想定:フラット~やや外有利
展開想定:ハイ
→下級条件を先行で勝ち上がってきた、あるいは揉まれ慣れていない3歳馬が多数いるメンバー構成。位置取り争いが激しくなってハイペース想定。中~外の差しを狙う。
◎チュウジョウ
3走前は初角で落馬した馬のアオリを受けて特大不利。ユニコーンSは重賞で相手が強かった。前走は道中ペースが緩んでの3F戦で後方からは差しにくい展開。それでも上がり2位で5着まで追い上げていた。前が止まる展開なら。単勝。
◆東京8
【予想の方向性】
馬場想定:内外フラット
展開想定:スロー
→土曜は馬場読みの参考になるレースが少なかったのもあるが、特段の内外バイアスは感じない。時計は出る。佐賀で逃げていたボナーテソーロ以外に逃げ馬がおらずスロー想定。前を狙う。
◎ルパヴィヨン
2走前に中山で負けたときはコーナー加速でモタついたのが敗因。左回りの方がいい。前走は3着止まりだが、勝ち時計1:32.2が速すぎただけで、この馬の1:32.6でもこの時期の3歳馬としては十分なタイム。スタートが上手で本来はもっと前に行ける。
◯キングノジョー
新馬戦を快勝して臨んだ京成杯は前後半58.3-61.6のハイペースを4角先頭からの4着。毎日杯も最内枠から好スタートを切ったが、控えるとペースが緩んでゴチャつき、直線はキレ負けする形で後退。ここ2戦はそれぞれ真逆の極端な展開に泣いた。折り合い面から距離短縮は歓迎。ゲートの良さを生かして前々で。
◆東京9
【予想の方向性】
馬場想定:内外フラット
展開想定:スロー
→前走が5頭立てのドスローだったマイネルトルファンをノーカウントとすると、直近で逃げをやってきた馬がいない。オウケンボルトあたりが行ってスロー想定。前を狙う。
◎フォーザボーイズ
4走前に当コースで2番手追走から2着好走。3走前は直線で前が壁になり、近2走は道悪で力を発揮できなかった。待望の良馬場。巻き返す。
◯ウィクトルウェルス
デビュー3戦2勝。前走はラスト11.7-11.1-11.0の加速ラップを踏み、青葉賞2着馬ファイアンクランツを完封した。素直に地力信頼。多分大丈夫だと思うが、下限2倍切るなら馬連で(以下全部同じ)。
◆阪神10
【予想の方向性】
馬場想定:フラット~やや外有利
展開想定:ややスロー
→ハリーケーンが逃げてサザーランドが外2。プロトポロスも番手に続く。その3頭+ジョニールを除くとほとんどが差し追い込み系でややスロー想定。中~外の前を狙う。
◎ワーズワース
とは言ったが先行勢にピンと来る馬がおらずココへ。2走前はキックバックを避けながら、5~6車線目をマクるように追い上げて2着に入った。距離ロス無視の強い内容。大外枠ならあの競馬を踏襲してくるだろう。中3週以下【1-3-1-8】、同4週以上【0-1-0-11】と使い詰めた方がいいタイプであり、休み明けを叩いて中1週のローテにも好感。
◯ベルジュロネット
未勝利勝ちがラスト1F11.9のラップで5馬身突き抜ける強い勝ちっぷり。父ロードカナロアに母はアイビスSD連覇・ベルカントという短距離血統で、前走のマイルは長かった。短縮で。
◆阪神11
【予想の方向性】
馬場想定:フラット~やや外有利
展開想定:ハイ
→テイエムトッキュウが今回は逃げを示唆。ジョーローリット、エスカルもハナにこだわるタイプで、サンライズアムールやマニバドラも砂を被らない位置で先行したい。ハイペース想定。中~外の差しを狙う。
◎キタノズエッジ
1200mの追い込みに転じて2着、1着、1着。2勝クラスで破ったノボリショウリュウはその後3勝クラスで2着、3着馬ヤマニンアルリフラは既にOP入りを決めるなどレースレベルが高かった。前走はハイペースで展開が向いた勝利だが、とはいえ勝ち時計1:10.2は優秀。再開後の京都ダ1200m良馬場では最速タイムだった。昇級戦で相手も上がるが、ハンデ55キロで展開も向けば。
◯クロジシジョー
JRAの1200m戦では堅実に脚を使い続けており、好メンバーが集結した昨年カペラSでタイム差なし2着。根岸Sは距離不適で参考外。ドバイGSで0.2秒差4着と善戦した。ハイレベルな海外GⅠの4着馬をOP特別に混ぜてハンデ58.5キロならむしろお得にすら感じる。
◆東京11 安田記念
【予想の方向性】
内枠◇◇◆◇◇外枠
先行◇◇◆◇◇差し
スピ◇◆◇◇◇スタ
馬場想定:内外フラット
展開想定:スロー
→逃げ馬不在で1351ターフに続きウインマーベルが行くだろう。スロー想定。ただ、安田記念に関してはスローの年だけ抽出しても脚質の有利不利がほぼない。「強い差し馬」なら32秒台~33秒台前半の脚を使って間に合う。位置取りはあまり気にせず、高速上がりへの対応力を意識して買う。
◎ジャンタルマンタル
3連勝で朝日杯FSを制したのち、共同通信杯で上がり32.6秒をマークしジャスティンミラノの2着。皐月賞は1000m通過57.5秒のハイペースを先行し、一時先頭の場面を作った3着。NHKマイルCでは相手の自滅にも助けられたが、先日VMを勝ったアスコリピチェーノに2馬身半差を付けた。どれも内容が濃く、現4歳世代のマイラーでは暫定の最強格といっていい。
昨年秋は「富士Sで始動」の予定を熱発で回避。香港マイルで復帰したが、先行策からあっさりと後退した。直線不利もあるにはあったが、それ以前に体調の問題だろう。
今回は良くも悪くも「立て直せているか」の一点に尽きる。こればかりは走ってみないと分からない部分があるものの、1週前に坂路で猛時計をマークしたし、陣営からは「本当にいい」「思ったよりさらに上の状態」「色々な方の力を借りて素晴らしい状態」「牧場ですごく元気にしてもらえた」など強気なコメントがポンポン出ている。素直に受け取れば「力を出せるかどうか」という次元ではなく、むしろ絶好調まである。前走の大敗で半信半疑のオッズがつくなら、今回こそ強気に買いたい。
◯ソウルラッシュ
元々GⅠ常連の有力マイラーだった馬が6歳シーズンの昨年でさらに開花。安田記念で上がり33.1秒をマークして3着に入り、秋にはマイルCS制覇、香港マイルでも2着。前走はドバイ遠征でロマンチックウォリアーを破ってきた。この年齢にして衰えるどころかむしろ強くなった。
不安要素は東京マイルで5戦未勝利ということ。国内のマイル戦で言えばレース上がり34.3秒以下【0-3-2-3】に対し、同34.4秒以上で【7-0-0-0】と明暗くっきり分かれる戦歴。道悪やハイペースなど消耗戦に強く、上がり勝負になりやすい東京コースはベスト条件でない。
ただ、現に昨年の安田記念も能力でカバーして好走した。今の充実ぶりと比較的手薄な今年の相手関係なら、また能力でなんとかするだろう。実績からすると1倍台後半~2倍台前半でもおかしくないと思うのだが、なんだかオッズも割れている。嫌う必要がない。
3番手以下の印、全頭評価などなどはnoteに記載しました。現5~7歳くらいの実力馬が続々引退、または戦線離脱したわりに下からの突き上げが来ていないマイル路線。今年はVM組の参戦もなくて全体的に手薄ではある。世代交代なるでしょうか。

◆阪神12
【予想の方向性】
馬場想定:フラット~やや内有利
展開想定:ハイ
→土曜の阪神芝は開幕日の割には極度のイン有利でもなかった。ただ、多頭数の内回り1400mだと結局外枠は厳しいだろう。ハイ逃げで結果を残してきたホーリーブラッサム、デアリングエアを筆頭に先行馬が揃ってハイペース想定。内の差しを狙う。
◎ベルビースタローン
と言いつつ、また適任者がおらずここに着地。ファンタジーSは不良馬場に恵まれたとはいえ3着健闘。万両賞ではのちのファルコンS勝ち馬ヤンキーバローズとタイム差なしだった。前走は1ハロン長い距離のリステッドで0.3秒差。自己条件の得意距離に戻り、イン3~イン5あたりでひと溜め作れれば。
◯ホーリーブラッサム
フィリーズレビューは重賞の上にテン3F33.2秒の超ハイペースでさすがに無理。前走も前半3F33.6秒のハイ逃げを打ち、他の先行馬が潰れるなかで2着に粘った。力がある。
内枠差しで当然ブルクトーアは考えた。折り合いがアレなので短縮は十中八九いいと思うが、右にササる面が強すぎて、根本的に右回りが合わないような気がしましたね。
◆東京12
【予想の方向性】
馬場想定:フラット~やや外有利
展開想定:ややスロー
→逃げ馬不在。おそらくジャスパージェットがハナを主張し、レッドダンルースやアイズが番手に続く形か。ややスロー想定。中~外の前を狙う。
◎テーオードラッカー
気性が難しいようで、これまでの好走歴はことごとく揉まれずに先行した時。直近の3走はその形を作れなかったのが全て。1800mのハイペースを先行してからの短縮ローテ。芝発走の外枠から気分よく行ければ。
◯サノノワンダー
3歳ダートOPの3着馬が2勝クラスに混ざれば地力断然。しかも青竜Sは前半3F36.2秒のスローで展開も向かない中、最後方からよく追い込んでいた。順当に。