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【大井競馬】帝王賞2023と当日他レースの予想

参加予定レース

大井7、大井9、大井11、大井12

※買い目は基本的に◎の単勝と、◎-◯の馬連ワイド。
 購入金額は単勝:馬連:ワイドで1:1:3の比率が目安

火曜は5打数の1安打。当たりがないわけではないが、ジリっと後退した2日間だった。

なんといっても優駿スプリントですよ。◎ウインドフレイバー9番人気4着、◯ポーチュラカ10番人気2着で卒倒してしまった。ワイド2-7は77.0倍スタートでしょ? それをアレ円握っていたわけで、何かが上手いことアレしてればチョメチョメ円。この前諦めた電動自転車が買えてたぞ……。

そんなことを言っていても仕方がないので帝王賞へ。思考をどこまで馬場に寄せるか、バランスが問われるね。

◆大井7

◎フレイムジョーカー
前走はキタノキャスターとタイム差なしの3着。相手が2番枠からイン3確保で極めて楽な競馬になっていたことと、ゴール前の脚色から、能力はこちらを上に評価したいレースだった。内枠替わりで上手くインを捌ければ。

◯バイアルド
5か月半休養の前走は石崎らしい後方からのレース。ただそこまでペースが速くないわりに逃げ馬から離れすぎたし、ラストは右にモタれたのか数完歩流しての5着だった。叩いた分の上積みが順調にあれば馬券圏内に顔を出しても。

疑ミツカネジュピター
近走の着順と単騎逃げ濃厚ということで人気になるとは思うが、ここ2戦はスロー前残りの流れを作ることに成功しながら勝ち切れていない。他の騎手が内有利を意識して競ってくるなど、想定外の事態が起きて展開利がなくなると危うい。

◆大井9

◎フィガロアルビアン
昨年夏はB3からB2にかけて快進撃が続いた馬。その後ちょっと頭打ちになったが、2走前は長期休養明け+1400mの15番枠から外々を回る競馬で7着と善戦、前走も5着ながら、今回再戦するカツノナノリあたりと0.3秒差なのでそう悪くない。

短縮はベターだし、馬場傾向を考えると内枠を引けたのがデカい。楽に先行できれば。

◯ハローキャンディ
ハイレベル説のある夏木立賞で3着。ケープホーンと斤量差据え置きで再戦になるのだが、あの日は東京ダービー当日で差し馬受難の馬場だったので、着差ほどの決定的な差はないと思う。枠の並びを考えると1~3番がある程度自ら引っ張りたいタイプで、4と6が出脚の速くない馬。イン前のポケットにすんなり収納できそうで、そうなれば馬場の恩恵もフルに受けられる。

◆大井11 帝王賞

◎ジュンライトボルト
チャンピオンズC勝ち馬。この時は力の足りないレッドソルダードが逃げ、クラウンプライドもそのスローペースに便乗した。1000m通過62.4秒も遅いが、その後12.6-12.7-11.9-12.3なので、1400mまでが異常に遅い、ラスト400mのヨーイドンだった。

中京ダ1800mは確かに内を回ることが大事なコースだが、ここまで遅いと内外より前後の位置関係が勝負を分けるのが普通。ジュンライトボルトはそんな中、4角10番手からラスト300mまで進路がない絶望的な状況。そこからのスパートで、前も伸びていたところを差し切っている。強い内容……というか、スローの瞬発力比べなら強烈に輝く、と解釈するのが適切か。

今回がそういうレースになってくれるかは分からないが、確実に言えるのはサウジCやドバイWCのような「瞬発力が意味をなさない条件」での大敗は度外視していいということ。連系の前日オッズだとどうやらJRA勢の最下位人気まであるっぽい。それは舐められすぎだろう。

◯メイショウハリオ
昨年末の東京大賞典はサンライズホープのマクりに呼応してちょっと早仕掛けになった分の3着。フェブラリーSは大出遅れがあった。もともと左回りに不安があるのを隠してもおらず、1周船橋のかしわ記念はちょっと疑問視していたのだが、終わってみれば外からひとマクりで快勝。まあ相手が手薄だったのもあるが、その中では力が抜けていた。ベストの大井2000mに戻ればさらに信頼度アップ。

一応、Twitterの方に全頭分析も上げたので、下記に添付しておきます。酷暑かつレースの消耗度も高い中東遠征帰りの馬が多く、そしてこのレース自体も暑い時期なので毎年難解な帝王賞。去年ポカしているテーオーケインズはそこがどうか。

もちろんジュンライトボルトもローテはイマイチなんだけど、そこは調教の猛時計を鵜呑みにしてみた。この人気だしね。

https://twitter.com/ysuzuki_keiba/status/1673626825820602368?s=20

◆大井12

◎クラキャノン
ティオボルドは優駿スプリントトライアルで前後半34.4-38.2を作った張本人。スピードをコントロールしきれないところがあり、ハイペース濃厚。かつ少頭数でもあり、ここだけ差し競馬に振ってみたい。

ということでクラキャノン。ハマり待ちなので近走着順はあまり気にしない。1月24日道玄坂賞で上がり35.9秒使って2着、3月7日江戸見坂賞で上がり36.0秒の3着。届く競馬になればいつでも顔を出せるだけの決め手は持っている。

◯カクシン
ハイペース想定をした以上、人気馬なら内枠差しになるこの馬でしょう。

ティオボルドは前記の通りまだスピードの制御に不安がある。あと優駿スプリントトライアル当日はC2で1.13.1が出ている馬場であり、その中を1.13.4の走破時計はかなり物足りない。実際、昨日の優駿スプリントもトライアル組が6頭もいて全滅だった。ちょっとレースレベルが怪しい。

ハクアイエールは前走で連勝ストップ。まあ1400mであれだけ折り合いを欠きながら外4では苦しくて当然だが、今回も今回で微妙な枠。どんと下げて直線切れる馬ならいいんですけどね。そうでないと内有利馬場の外前をだらだらと走って甘くなりそう。

鈴木ユウヤ

東大卒競馬ライター。中央競馬、南関東競馬を中心に情報発信している。単勝&ワイド。攻めて勝つ。