『競馬ナイト+』9月号発売中! 今月の重賞攻略データ掲載!
中京7、中京8、中山8、中京10、中山10、中京11、中山11、中京12
※買い目は基本的に◎の単複(金額は2:3)
金曜は3打数ノーヒットで完敗。ドルチアーリアはテン5.9-11.1でそりゃ前残らん、アトミックフォースとコスモスミッチーはもうちょっとやれるかと思ったが。まあ開催全体としてはおおむね満足しておきましょう。
秋競馬が始まる土曜日。中山はクッション値高めで結構時計出そうですね。中京は先週ボコボコだったけど、乾いてどうなるでしょうか。
【予想の方向性】
中京ダートはやや外有利とする。逃げ馬がおらず、ポジティブガールかクールジャーマンあたりがハナか。スローペース想定。中~外枠の先行馬を狙う。
◎エノラブエナ
バレークイーンの牝系で半姉にアールドヴィーヴルがいる良血馬。父はダートで優秀なニューイヤーズデイに替わったが、やはり体質の弱さがあるようでデビューが遅れた。
既走馬相手となった初戦はスタートから終始砂を被らない位置、内から4頭目を回り続ける強気の競馬。いい手応えで直線に向くと、仕掛けを待つ余裕すら見せての完勝だった。初出走でこれだけ走れるのは偉い。追い切りでは古馬3勝クラスに追走同入を果たしており、もっと上までいける素材と見た。
【予想の方向性】
中京芝は内外ほぼフラットとする。ただし1200mの多頭数はもともと内枠有利の傾向が強い。確たる逃げ馬不在で、サトノプリエールかステラスプレンダーあたりが行くか。どちらもハナにこだわらず、ミドル~ややスロー想定。中~内枠の先行馬を狙う。
◎サトノプリエール
1400mを使った2走前は逃げを選択。直線は一度完全に抜け出したが、ラストは自身12.8と鈍って差された。距離が長かった。前走も9着とはいえテン33.1秒、その次ハロン11.2という過酷なペースを2番手追走で0.4秒なら悲観しなくていい。楽に行ければ。
【予想の方向性】
中山ダートは暫定的に内外フラットとする。逃げ馬不在、ワイドブリザードかアスプリージャあたりが行くか。コッレヴェッキオの動きにもよるが、とりあえずスロー想定。前を狙う。
◎アスプリージャ
中山ダ1800mでは【1-3-1-0】。ちょっと右に倒れながらゲートを出るような面があって、前走はスタートが決まらず。内枠も災いし、砂を被ってズルズル下がり、大外に出してマクってみたが挽回できず……という負け方だった。今回は外枠に替わって砂被りの心配がなくなり、距離延長で先行できる確率も上がる。極めて素直な伏線回収。
【予想の方向性】
ウィズユアドリーム、シーウィザード、ミステリーウェイあたりの先行型を制してケイアイサンデラが徹底逃げ。ケイアイ@藤懸の逃げは引きつけずにガンガン行く形で、ここもややハイペース想定。差し馬を狙う。
◎ナイトインロンドン
2勝クラス突破後は連敗を喫したが、重賞と格上挑戦で4敗、3000mの重馬場で1敗、ドスローに上がり最速33.0秒を使って届かずなど、どれも仕方のないものであった。前走は勝ち馬ヘデントールが強すぎただけで、前後半61.9-57.5の4秒以上後傾ラップを後方から追い込んでの2着確保は十分偉い。タフな展開が得意で、パンパンの新潟より今の中京芝2200mがマッチする。
【予想の方向性】
中山芝は暫定的にフラット~やや内有利とする。押さなくても33秒台中盤で入れるロードトレゾールがいて、カジュフェイスがB着で競りかける。前2頭はかなり速くなる。かといって後方から外を回す差しも届かないのが中山芝1200m。中~内枠の中位差しを狙う。
◎ランドオブラヴ
前に壁を作りながら運んで、狭い馬群を割る形が得意。1~4枠【2-1-2-1】に対し5~8枠【0-1-0-4】と数字にも表れている。ここ2戦はどちらも出遅れ。特に前走はその後ペースが遅くて引っかかり、向正面で大きくブレーキを踏む場面もあった。折り合い面から前が飛ばしてくれそうなのは好材料。五分に出れば。
【予想の方向性】
おそらくロードエクレールが逃げる。砂を被りたくないエンペラーワケアがどこまで抵抗するか次第だが、川田騎手なら激しいハナ主張もないと見る。ミドル~ややスロー想定。中~外枠の先行馬を狙う。
◎ロードエクレール
揉まれ弱く、好走歴は全て逃げか2番手からの競馬に偏っている。4角3番手以下のレースでは【0-0-0-8】と全く走らない。前走はとりわけ露骨で、前に馬が入ってきた瞬間に頭を上げて急激に行きっぷりが悪くなった。同型不在で少頭数の1400m、すんなり逃げればもっと走れていい。サンライズフレイム、エンペラーワケアと2キロの斤量差を味方に。
【予想の方向性】
徹底逃げの馬はいないが、バランスダンサー、テリオスサラ、イゾラフェリーチェ、クリスマスパレード、エラトーなど頭数の割に先行馬多め。また距離延長馬が過半数の7頭を占めており、ややハイペース想定。差し馬を狙う。
◎ホーエリート
3走前のフリージア賞はゴール前でどん詰まり。フラワーC2着を挟んでオークスに出走するも10着と大敗した。今年のオークスは1000m通過57.7秒、大きく離れた5番手集団ですら推定60.3秒くらいのハイペース。仕掛けを待つほど有利な流れをこの馬は早めに動き、しかも4角は外を回しすぎて距離ロスも大きかった。着順よりはずっと評価できる負け方。
ほか、ざっと他馬の評価を。
ミアネーロはそのホーエリートにフラワーCで先着しており、もちろんチャンスがある。ただ、中山芝2000mの最内枠は捌きにくい。その点で割り引いた。
ボンドガールは能力的に一枚か二枚くらい上手。しかし距離がギリギリ。ダイワメジャー産駒は2000m以上の重賞未勝利という話ね。クイーンSはスタートからじっくり運び、4角も外を回さなかった分が最後のキレにつながったと解釈している。断然人気で信頼に足るかは微妙。……と思っていたのだが、これ意外と単勝3倍台とかで落ち着く? 力を考えるとそれは甘い気がする。
エラトーは古馬2勝クラス勝ちで実績上位ながら、近2走の勝ち方に何か強調点があるわけではない。坂ありコースでは良績がなく、先行馬多数の延長で中山だとラスト甘くなりそう。
穴でちょっと考えたのはレイククレセント。2走前は展開不向き、前走は勝ち馬がタンゴバイラリン(ジャスティンミラノ→ヘデントール新馬の3着馬)で、相手が悪かっただけという説。地味に穴人気してるな。
【予想の方向性】
タカネノハナコサンとメイショウホウレンの逃げ争い。そこに延長のアネモス、オースミメッシーナが続いて行くイメージ。11頭立てにしては先行馬が多く、ミドル~ややハイペース想定。中~外枠の差し馬を狙う。
◎スターターン
世代屈指のハイレベル戦・カトレアSの4着馬。1勝クラス突破に手こずったが、戦ったジョーローリットとテイエムリステットはその後2勝クラスも軽々突破したように、要は相手が悪かっただけ。1200mに短縮した前走は出遅れて揉まれる形になっても問題にせず完勝。あの走りなら昇級でも壁はない。