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エプソムC、函館SS2023と当日他レースの予想

参加予定レース

阪神2、阪神4、東京6、東京7、函館9、阪神10、東京10、函館11、阪神11、東京11、阪神12

※買い目について
馬連ワイド◎-◯(想定1番人気馬が信用できる時)
単勝◎、馬連ワイド◎-◯(想定1番人気馬が疑わしい時)

土曜は9打数3安打と好調…というより、配当的にはほぼ◎シュトルーヴェ一発で勝ち切った感じだった。ある程度プラスは出たので、日曜の目標は深追いしすぎないこと。マイ転に注意。

◆阪神2

◎シャンデルナゴル
前走は枠が悪かったの一言。内有利の阪神芝2000mで外枠から延々外を回っていたし、4角では外に流れてしまう感じだった。また二の舞になるんじゃないかと言われればそんな気もしないでもないが……。まあ未勝利を勝てるだけの力はある。

◯ノエマ
弱くはないが、とにかくズブくてキレがない。急坂越え2回でタフな阪神芝2200mへの延長は割とドンピシャ案件。

◆阪神4

◎ジョウショーパワー
前走は1.54.3で走破しての2着。後続は5馬身離したし、時計は同日もう一つあった未勝利戦の勝ち馬より0.4秒速い上々のものだった。2走前は3角不利、3走前は中京ダ1800mの重馬場を外枠先行する形で4着。戦績の見た目より強い。

◯グリーンオパール
アメリカンファラオが外枠を引いてるときはとりあえず買い目に入れておきなさい、と学校で習いました。

疑リードブロー
前走は後半が13.1-13.2-13.1-13.0-13.5の65.9秒とかなりの時計を要していて、雑に言ってしまえば前は完全に止まっているレース。これで前の馬を捕らえられずの3着というのは、つまり力負けと言わざるを得ない。時計的に目立ったところはなく、枠もよくない。

◆東京6

◎アサクサヴィーナス
新馬戦は新潟特有のドスローを16番手から追い込み3着、2戦目はクルゼイロドスルの2着で、自身も1.33.7で走破。すぐにでも勝ち上がると思ったが……。前走は外伸び馬場のハイペースをかかりながら内先行する厳しい形に。今度こそ。

◯キタノランディ
調教派ではないのでアレだが、ずいぶん動くね。アサクサを除けば手薄な相手だし、チーク着用効果で先行できるようなら変わっても。

◆東京7

◎ビターゼノビア
今回より明らかにレベルが高い、牡馬混合の3歳1勝クラスで3着。結果もそうだが、道中で砂を被せ、馬群を割って早め先頭という競馬をこなしたことが今後に向けて非常に意味のあるものだった。外目スム先が可能な枠を引いて信頼度高。

◯ジューンポンポン
1700m以下【1-3-4-0】、1800m【0-0-0-4】というとっても分かりやすい戦績。序盤急かさない和生の乗り方も合っている模様。前走はやや遅い前後半36.1-36.0のペースで、1着、3~5着がまるっと前残りの展開にただ1頭追い込んで2着した。3歳馬が混じる点はどうかだが、もうこのクラスはすぐに突破できるところまで来ている。

◆函館9

◎メイショウノブカ
未勝利戦のラップ構成なんですけど、ラスト11.5-11.4-11.3の非常にきれいな加速ラップを4角13番手から差し切ってるんですよね。それでいて全体時計2.00.3も同日あずさ賞と0.4秒しか変わらない。これはなかなか強いと思う。単勝で。

疑アルジーヌ
サンクフィーユの全妹で、イメージ的にもオーバーラップする馬。ワンターンのマイルがベストで、1800mの小回りってのはいかがなものか、というタイプに見えるが。

◆阪神10

◎カフジエニアゴン
2走前にクビ差だったサトノテンペストは既に3勝クラスを突破。単純に考えればこちらも昇級の壁はない。前走も最内枠から強気に逃げ、ついてきた馬を全部潰し切っての強い逃げ切り。ハンデ戦で展開面も近走より楽になりそうなここは連勝可能。

◯ジゲン
決め手はないが操縦性が高くて安定感抜群。おそらくイン3にいるのがこの馬だろうから、カフジが逃げ残るとして同居もしやすい展開になると思います。

疑ウナギノボリ
ダートで開花したが、レースぶりは追い込み一手。そういう競馬が刺さりやすい東京ダ1400mから阪神ダ1200mへの短縮は必ずしもいい材料とはいえない。まして今回は多頭数の内枠で、そこまで流れてくれそうにもない。これは鞍上、手腕を問われている。

◆東京10

◎ヴアーサ
いわゆる「外枠のヴアーサ」。ダートで2桁馬番を引いた際の成績は【1-4-1-0】であり、明確にパフォーマンスが上がる。まあ前回も外枠だったので上がり目にはならないのだが、引き続き期待ということで。

◯オンザライン
中山をよく使っているが、実は左回りダート【0-2-3-0】で、当コースではサンライズウルスの2着がある。この条件替わりはいいんじゃないでしょうか。外枠も好感。

疑タガノエスコート
オッズ割れてるけど、これ連系の(実質)1番人気はこの馬になってる模様。東京ダ1600mにおいて不利な2枠3番、前走は1000m通過63.2秒(重)のスローを2番手から勝って昇級初戦。ちょっと厳しいんじゃないかなあ。

◆函館11

◎トウシンマカオ
シルクロードSは外枠、重ハンデ、太目残しが重なっても4着。高松宮記念は不良馬場で参考外。京阪杯の際に好位追走から上がり33.0秒という鬼脚を発揮している馬で、条件さえ整えばGⅠをとってもおかしくないレベルにある。確かに詰まりそうなんだけど、個人的には「詰まる」前提の予想をすることがないからなあ……。鮫島だってバカじゃないので、スタートから出して弱い逃げ馬の後ろは避ける形をとると思うけど。

◯ディヴィナシオン
開幕日の函館、言うほど内有利のトラックバイアスなかったですよね。そんな中、今回はレイハリア、ヴィズサクセス、テイエムトッキュウ、ジャスパークローネ、カルネアサーダあたりが我先にとイン前を争奪するわけで、外の追い込みを狙ってみたい。

◆阪神11

◎キングズソード
昇級即のGⅢ挑戦で3着と善戦。他がやり合ったのと内に入れるのを優先したため13番手からの競馬になったが、2走前のように普通に好位をとるレースもできる。ハンデ56.5キロも恵まれた感じで、鞍上は川田。連は確保してくるだろう。

◯ニューモニュメント
ポルックスSが優秀。楽逃げになったウィリアムバローズの完全なる勝ちパターン、他3着4着も前残りという競馬を、直線火の出るような脚で差し切った。脚質的に川崎だとか名古屋だとか超小回りのコースが合うはずもなく、阪神に戻ってきた今回こそ狙い目。手堅くとりたいですね。

◆東京11

◎エアロロノア
高速決着のマイル戦ではどうしてもパンチが足りないが、GⅠでも着差はそこまでなく走れている。ちなみにレースの3F通過が34.5秒を切ったレースには過去6度出走して【0-0-0-6】、逆に35.0秒以上かかってくれると【6-1-4-2】。速いペースだと脚が今ひとつ溜まらない印象があるんですよね。200m延長、内枠引きで抱える場面が作れそうなのは魅力的。

◯マテンロウスカイ
新馬戦がラスト11.2を踏んで5馬身差という強烈な内容だったのだが、その後伸び悩み。去勢手術を経ていよいよ本格化し、2走前はパラレルヴィジョンを完封、前走は1000m通過58.4秒のハイ逃げでよく残している。今回も好枠で競馬がしやすい。

疑ジャスティンカフェ
典型的なハイポテンシャルの非競馬巧者型。ハイペース&少頭数だった毎日王冠のように力を出し切れる条件が整えばGⅠ級の走りをするが、反面、重賞をまだ勝っていないように真価を出せるストライクゾーンが狭い。多頭数で15番枠の今回、下げて直線一気に賭けるでしょうが、その競馬で1番人気に見合うかと言われるとかなり微妙。

◆阪神12

◎マチカゼ
ダートを使っている間に実は著しく成長していたのか、未勝利勝ちが素晴らしい内容。1.33.0の好タイムで、ラスト11.3-11.2の加速ラップ。内枠を引いたのもいい。ここは通過点でしょう。

◯マルクパージュ
1400mで2戦して1着、3着。その3着だった前走は前後半36.1-34.3のスローで、上がり最速も本当に本当に僅差で届かなかったもの。馬場が馬場なので、再度のイン突きにも期待。

疑アルファヒディ
良血がゆえに常に人気先行の宿命を抱えている。1番人気の根拠となっている前走は別に同じような位置にいた馬と同じような脚を使って流れ込んだだけで強調点に乏しいし、そもそも気性が悪くてアテにならないタイプでもある。逆らう。

鈴木ユウヤ

東大卒競馬ライター。中央競馬、南関東競馬を中心に情報発信している。単勝&ワイド。攻めて勝つ。